だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 122

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」の第二境 ②

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☆☆【私(※一風)から】

 私(※一風)が、このR氏からの、
 「地獄」譚に、触れるとき、
 きまって、有り難い気持ちに、
 させられます。

 特に、R氏が改心し、
 一歩ずつ、「地獄」から這い上がっていく、
 その物語は、
 そんじょそこらの、小説以上のものが、
 感じられる、のです。

 それは、多分に、
 【真理】のエキスが、濃厚に含まれており、
 「人生」に、活かせられること、
 ばかりに、思われる、
 からです。

 さて、R氏は、
 またまた、鬼たちに、追い回される、
 「地獄」へと、戻って来ました。
 
 それに、R氏は、どう対処するので、
 しょうか?

 読んでいきましょう。

◎ R氏:

 にわかに、一群の亡者どもが、
 例の、大勢の鬼たちに、追い立てられて、
 闇の中から、ドッと押し寄せて来たので、
 吾が輩も、否応なしに、
 その中に、巻き込まれて、
 一散に、突っ走らざるを、得ないことに、
 なった。

 しばらく、駆り立てられてから、
 自分は、どうにかして、
 この呵責から、逃れる工夫がないものか、
 と、考え始めた。

 見ると、吾が輩のすぐ脇を走って行く、
 一人の男が、いた。

 吾が輩は、よろめく足を、踏みしめながら、
 かろうじて、この男に、話しかけた。

 ねえ、君、
 何とかして、ここから、逃げ出す工夫が、
 ないものか?

◎ 男:

 そ、それができれば、
 誠に、有り難いが‥‥。

 (※すると、鬼の一人が、早くも、
 聞き咎めて‥‥)

◎ 鬼:

 ふざけたことを、抜かす奴が、
 いやがるな!

 この中に‥‥。

 覚えてやがれ、コンチクショウ!

◎ R氏:

 こう、一言叫ぶ毎に、
 鬼は、我々二人を、鞭で、
 ピシャピシャ、殴った。

 殴る、走る。

 走る、殴る。

 まるで、競馬だ。

 が、吾が輩は、そうされながらも、
 四辺に、眼を配った。

 すると、道は次第に、デコボコになり、
 向こうの方に、高い崖が突き立っている。

 その崖の所々に、隙間があるのを、
 認めた。

 そして、吾が輩は、その男に囁いた。

 「あれだ!」

 今回は、以上です。

 またしても、「地獄」の鬼ごっこ、
 です。

 ここを、どう切り抜けるのかは、
 また、次回と、致します。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。