だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 156

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」の群衆の中にいた、【天使】④

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
☆☆【私(※一風)から】

 ここまで、相当の回数、
 R氏からの、「地獄」にまつわる報告を、
 載せてまいり、ましたが、

 「地獄」のことを、話すのは、
 正直、気乗りもせず、
 疲れるもの、でしたが、

 ここにきて、【天使】からの言葉が、
 混じるようになり、
 私(※一風)の気持ちも、
 随分、晴れやかに、なってきました。

 「地獄」のことも、私たちは、
 敢えて知っておきべき、との思いからの、
 この連載だった、のですが、
 【天使】からの、言葉に、
 私(※一風)自身も、救われる思いが、
 致します。

 それは、読者の皆様も、
 同じ「思い」だったのでは、
 ないでしょうか?

 ここまで、ついてきて頂いた、皆様には、
 心より、感謝申しあげます。

 さて、R氏ですが、
 ようやく、見つけた【天使】のおかげで、
 この街から、出られそうに、
 なりましたが、
 
 ここで、最後の妨害に、見舞われます。

 それは、何なのか、読んでいきましょう。

◎ 【天使】:

 (※キッと身構えして、片手を差し上げて、
 精神を込めて、こう言い放った‥‥)

 邪魔すな!

 最高の御名に於いて、去れ!

◎ R氏:

 群衆は、なだれをうって、
 後ずさった。

 口だけは、強がりの文句を、並べているが、
 手出しをするような者は、
 一人も、いない。

 【天使】からの、強烈な「意思」の前には、
 反抗する力は、失せてしまう、
 ものらしい。

 だが、いよいよ大丈夫、
 と、いささか気を緩めた瞬間に、
 一人の女が、群衆の中から、
 いきなり飛び出して来て、
 吾が輩の首に、しがみついた。

 見れば、その女は、
 生前、吾が輩が堕落させた女で、
 あくまでも、吾が輩を、
 自分のものに、する気らしい、
 のである。

 さすがの吾が輩も、
 これには、大いにへこたれていると、
 【天使】が、近づいて、
 女の両腕をつかまえて、吾が輩の首から、
 もぎはなして、くれた。

 女は、悲鳴をあげて、
 群衆の内へと、逃げ込んだ。

 これと、入れ替わって、
 今度は、最初の二人の男が、
 吾が輩の喉笛へと、飛びついて来た。

 今度は、吾が輩も、大いに【勇気】を出して、
 そいつたちを、地べたに、
 投げつけたが、
 起き上がっては、また飛びつく。

 持て余しているところへ、
 またしても、【天使】の助け船。

 【天使】の方では、
 男の腕に、軽くちょっと指で、
 触れるだけだが、

 触れられたところが、
 たちまち火傷みたいに、腫れ上がる、
 のだから、たまらない。

 男たちは、
 ヒーっと叫んで、逃げてしまった。

 それっきり、乱民どもは、
 遠くへ逃げ去って、近寄らなくなった‥‥。

 今回は、以上です。

 おそらく、「地獄」の住民たちは、
 一人でも、仲間が多く、いてほしい、
 ので、ありましょう。

 寄らば大樹? で、
 仲間が、多ければ、
 なんとなく、安心して、
 グズグズと、長居しているものと、
 想像します。

 このことは、【この世】でも、
 非常によく似ている、ことに、
 思えます。

 ただ一人、正義を振りかざしても、
 浮き上がってしまう、のです。

 悪いこととは、知りつつ、
 それまでの、慣習に従う、のが、
 無難だと、いう処世術、です。

 しかし、「人生」でも、同じです。

 ここ一番、の局面に立てば、
 【勇気】を持って、行動すべき、
 でしょう。

 ここに描かれた、R氏と【天使】、
 のように‥‥。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。