だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 198

◎ L氏からの、報告

※ L氏から見た、R氏の「地獄」からの帰還 ②

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☆☆【私(※一風)から】

 R氏や、L氏からの、報告の他にも、
 この、「地獄」と「天界」との、
 境目の実況については、
 数多く、あります。

 そして、そのどれもに共通するのが、

 ★ その境目は、クッキリしている

 ことです。

 ここからが、「地獄」の領域で、
 ここからが、「天界」の領域、
 と、クッキリ両者は、分かれているのです。

 それが、今回の「L氏からの、報告」にも、
 当てはまる、のです。

 読んでいきましょう。

◎ L氏:

 私は、どこをどう通って行ったのか、
 途中は、よく判らなかったが、
 
 ともかくも、突然、
 「地獄」の入り口に、立ったのである。

 そこは、カサカサに乾いた、
 苔一つ生えていない、
 デコボコの、一枚岩であった。

 振り返ってみると、
 自分たちの背後には、
 暗黒色の岩だの、ゴツゴツした砂利道だのが、
 爪先上がりになって、
 自分たちの所まで、来ていて、

 それが、急に断絶して、
 底の知れない、「奈落」となる、
 のである。

 何しろ、この縁(※へり)を境界として、
 一切の【光明】が、パッタリ途絶して、
 しまうのだから、
 その絶壁の、もの凄さと言ったら、
 全く、身の毛もよだつばかり。

 光線は、あたかも、
 細かな霧の粒のように、重なり合った、
 一枚壁を造り、
 それが、前面の闇の壁と、
 対立している。

 地上では、
 【光】と闇とは、互いに混ざり合い、
 溶け合っているが、

 ここには、
 全く、それがない。

 闇は、闇、
 【光】は、【光】、
 と、飽くまで、頑強に、
 対抗している。

 すると、その時、
 【守護神】が、私に命じた。

◎ 【守護神】:

 その絶壁の、最末端まで行って、
 お前の手を、闇の中に、
 差し入れて、みるがよい。

◎ L氏:

 命ぜられるままに、
 私は、絶壁の端に行った。

 すると、【守護神】は、
 背後から、私の肩に手をかけて、
 私が、落ちないように、
 支えてくださった。

 驚いたことに、
 闇に突き入れた、私の手首は、
 そこから、プッツリと切り落とされたように、
 全く、存在を失って、しまった。

 いや、存在ばかりか、
 感覚までもが、全く、消え失せた。

 こんな無茶な闇も、あったもので‥‥。

 そう思いうちに、
 闇に浸かった手首が、
 キリキリと、痛み出した。

 それは、ひどい冷たさの、
 ためで、ある。

 「腕を引っ込めても、よろしいですか?」

◎ 【守護神】:

 よろしい!

◎ L氏:

 私は、そう聴くなり、
 急いで、自分の腕を引っ込めたが、
 幸い、傷もつかずにいたので、
 ホッと安心した。

 今回は、ここまでと、致します。

 このように、「天界」と「地獄」とは、
 明確に、分かれて、いるのです。

 これは、相当な技量を積んだ、
 【天使】でなければ、
 「地獄」には、降りてはいけない、
 と、想像が、つくと思います。

 この、冷たさ、暗さが、
 「地獄」を、象徴して、
 いるのです。

 私たちの、【この世】にも、
 その冷たさ、暗さは、あります。

 その力が、「地獄」を形成する、
 源と、なっていると、
 お気づきいただければ、幸いです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。