だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 210

◎ L氏からの、報告

※ 「死後」二週間目での、報告 ①

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☆☆【私(※一風)から】

 前回までは、
 L氏が、「死後」七日目での、
 最初の報告を、載せましたが、

 今回からは、
 L氏が、「死後」二週間経っての、
 二回目となる報告を、
 載せたいと、思います。

 読んでいきましょう。

◎ W氏:

 いかがですか?

 相変わらず、お勉強ですか?

◎ L氏:

 さあね。

 あまり、はかばかしくもないね。

◎ W氏:

 私は、あなた(※叔父のL氏)に、
 お聴きしたいことが、沢山ありますが‥‥。

◎ L氏:

 何でも、訊いてくれ。

 ただ、私にうまく返事できれば、
 よいが‥‥。

◎ W氏:

 いったい、叔父さん、
 あなたは、今、どこに居られるのですか?

 どこか、遠方でしょうか?

◎ L氏:

 そうでもない。

 私は、始終、ここに居る。

 私たちの世界(※【霊界】)と、
 お前たちの世界(※【現世】)とは、
 離れたもの、ではない。

 ただ、違った規則に支配されて、いる。

 私たちの世界(※【霊界】)には、
 時間と空間とが、存在しない。

 こんなことは、はなはだ、
 陳腐に聴こえる、だろうが、
 【真理】とは、たいてい、
 皆、そうしたものだ。

 【真理】であるから、
 いつの時代にも、当てはまる。

◎ W氏:

 しかし、叔父さん(※L氏)、
 あなたは、今、ここに、おられる、
 でしょう。

 それなら、空間が、存在している、
 では、ありませんか?

◎ L氏:

 さあね。

 私たち【霊界】の者は、
 一つの、思想の塊、
 もしくは、思想のつながり、
 と、思ってもらえれば、よい。

 たいがいは、それで、
 見当が、つく、だろう。

 今、お前たちが、地上で、
 ロンドンの事を、考える。

 すると、お前たちの眼に、
 ロンドンの光景が、浮かんで来る。

 その点までは、
 私たちと、お前たちとは、
 よく似ている。

 しかし、
 お前たちの持っている、
 霊妙な働きは、「肉体」で、
 抑えつけられて、いるので、
 ロンドンに起こっている、
 時々刻々の変化までは、知り得ない。

 今回は、ここまでと、致します。

 こう考えれば、よいでしょう。

 【魂】とは、「肉体」抜きの、
 「思念」だけの、存在、だと、
 します。

 すると、考えたことが、
 そのまま、現実となり、
 ロンドンを、考えたとすれば、
 不自由な「肉体」がないので、
 即、【魂】は、ロンドンに移動している、

 と。

 私たちは、自由に「思念」できますが、
 「思い」だけは、そこへ飛んでも、
 現実は、「肉体」に縛り付けられ、
 依然として、場所までは、移動できていない、

 のです。

 L氏は、そのことを、指摘しています。

 思えば、瞬間に、そこに居る、
 のですから、

 時間も、空間も、意味をなさない、
 のです。

 例え、離れていても、
 思えば、一緒になれる、のですから‥‥。

 要は、「思念」だけの、
 問題なのです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。