だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 263

◎ L氏からの、報告

※ 自分の葬式に、参列する ③

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☆☆【私(※一風)から】

 さて、今回は、
 いよいよ、自分の葬式に、参列し、
 自分の遺体と、対面する、
 という、ことになります。

 これを、どうL氏は、
 報告してくるので、しょうか?

 読んでいきましょう。

◎ L氏:

 次の瞬間、我々(※私と【守護神】)は、
 たちまち、地上の旧宅に着いた。

 はなはだ簡単に、
 自分の寝室に、着いてしまった、のである。

 その時は、
 随分、不思議に感じたが、
 「今」の私には、
 よく、判るのである。

 我々の世界(※【霊界】)と、
 人間の世界(※【この世】)とは、
 決して、空間と言ったようなもので、
 隔てられては、いない。

 むしろ、双方とも、
 同一空間にある、と言っても、
 よいかも、しれない。

 しかし、
 これは、いつか機会をもって、
 詳しく述べることと、しよう。

 私の旧宅の内部は、
 家具類が、すっかり片付けられて、
 平生とは、だいぶ勝手が違ってしまっていた。

 ふと気がつくと、
 そこには、一つの棺があった。

 それには、大きな白布が、
 かけられていたが、
 私は、それを透視して、
 自分の遺骸を、ありありと、
 認めることが、できたのだった。

 不思議なことには、
 自分の遺骸を見ても、
 そう、懐かしくは、なかった。

 古い馴染みの、友に逢った、
 と言うより、
 むしろ、一個の大理石像でも、
 見物しているように、思えた。

 「お前(※自分の遺骸)は、
 今や、その任務を終えた。
 いよいよ、これで、お別れだ」

 私は、そう小声で言ったが、
 どうにも、サッパリ情は湧かない。

 あべこべに、他の考えが、
 次々と胸に浮かんで来て、
 しかたなかった。

 今回は、ここまでと致します。

 ここで、注目すべきは、

 L氏は、棺を透視している、点、

 それから、

 自分の遺骸に対して、
 別段、感情が湧き上がることも、
 無かった、点、

 が、挙げられるで、しょう。

 他の「通信」でも、
 自分の遺骸を、見て、

 使い古された、物体、

 だの、

 古いボロ布、

 などと言った、感想が、
 ありました。

 遺骸は、ただの遺骸、残骸、
 であり、
 私は、それとは別の存在である、
 「霊魂」なのでした。

 「霊魂」は、遺骸に比べて、
 ずっと、若々しく、
 ずっと、柔軟で、
 ずっと、霊妙、
 なのです。

 遺骸は、まさに、
 蝉の抜け殻、のように、
 「霊魂」からは、見えるので、しょう。

 次回は、葬式の参列者について、
 報告されます。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。