だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 264

◎ L氏からの、報告

※ 自分の葬式に、参列する ④

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☆☆【私(※一風)から】

 ついに、自分の遺骸を見た、
 L氏でしたが、
 大きな感激、と言うものは、
 無かったのでした。

 それでは、
 そこから、読んでいきましょう。

◎ L氏:

 不思議なことには、
 最初、予期していたほどには、
 自分の遺骸が、そう懐かしくは、
 なかった。

 古い馴染みの友に、逢えた、
 と言うよりも、
 むしろ、一個の大理石像でも、
 見物しているように、思えた、
 のだった。

 「お前(※「身体」のこと)は、
 今や、その役目を終えた。
 いよいよ、これで、お別れだ」

 私は、そう小声で、言ってみたが、
 どうにも、サッパリ情が、移らない。

 あべこべに、他の考えが、
 胸に浮かんで来て、ならなかった。

 「お前(※「身体」のこと)は、
 果たして、私の親友だったのか‥‥、
 それとも、私の敵役だったのか‥‥」

 こんな、薄情な思いすら、
 胸のどこかで、ささやくのだった。

 とにかく、私は、
 これでいよいよ、自由の身になったのだ、
 と言う気がして、嬉しくて、
 ならなかった。

 しばらくして、私は、
 参列客の人たちが、何をしといるのか?
 それを、見たい気になった。

 すると、次の瞬間、
 私は、食堂に、行っていた。

 そこは、弔問客で、いっぱいだったので、
 なるべく、その人たちの「身体」に、
 触れないように、
 食卓の中央の所を狙って、
 下から上に、突き抜けた。

 無論、食卓などは、
 少しも、私の邪魔には、
 ならない。

 人間の「身体」とて、
 当たってしまう心配も、なかった、
 のだが、
 
 ただ、地上生活を送った習慣上、
 群衆の中を通るのは、
 どうも気になって、ならない、
 のだった。

 そこで、私は、
 弔問客を見た。

 お前(※W氏のこと)も、いた。

 Gも、Dも、Mも、Pも、
 その他、大勢いた。

 
 今回は、ここまでと致します。

 
 L氏は、今や、「霊魂」なので、
 地上の人や、どんな物体にも、
 衝突することは、ありません。

 全て、突き抜けて、しまって、
 います。

 そして、地上の人たちからは、
 見えない、わけです。

 真の透明人間です。

 普通の透明人間なら、
 扉は開けないと、中に入れませんが、
 「霊魂」は、真の透明人間なので、
 扉も、突き抜けて、いける、

 と言うよりも、

 そう思ったが、瞬間、
 そこに、行ってしまう、わけです。

 さて、まだまだ、報告は続きます。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。