「地獄」の状況 (※心象風景)36

◎ 「地獄」の大都市、古代ローマ ⑦

※ 皇帝の行列

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☆☆【私(※一風)から】

 コロシアムでの見物も、終わると、
 R氏は、皇帝の行列を、見ます。

 ここにも、「地獄」の「心境」が、
 こうなのか? と、
 驚かされる描写が、されます。

 【この世】にいた時の、「心」が、
 あまりに低いため、
 この「地獄」の大都市で、それが、
 反映されている、のです。

 賢明な読者におかれましては、
 【この世】での、「心」の保ちようの、
 大事さを、くみ取っていただければ、
 幸いに思います。

 ‥‥‥‥今回のところを、読んでいきましょう。

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R氏:

 さて、
 コロシアム(※大劇場)での、御前試合も、
 いよいよ終幕となり、
 見物人たちは、ゾロゾロと退散した。

 吾が輩も、家来の男を連れて、
 コロシアムを出たのだが、
 わざわざ、門の所に留まり、
 皇帝が、退出するところを、見物、
 することに、した。

 間もなく、皇帝の馬車の行列が現れた。

 その周囲は、たいへんな人だかりだ。

 意外なことに、
 その行列には、裸の男女が、たくさん、
 いたのであった。

 吾が輩は、家来の男に聞いた。

 「やけに、素っ裸の男女がいるではないか?」

 「死んだ者は、皆、衣服を着ているはずなのに‥‥」

家来の男:

 「これが、皇帝陛下の、お道楽でございます」

 「このように、家来たちを無理やり、裸にして、
 嬉しがっているの、でございます」

R氏:

 「裸にしたところで、「霊魂」同士では、
 あまり面白い関係も、できまいが‥‥」

家来の男:

 「仰る通りです」

 「「肉体」の無い「霊魂」には、
 「肉体」の快楽ばかりは、叶いません」

‥‥‥‥今回は、ここまでと致します。

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 「地獄」の皇帝は、手下を大勢、
 連れているのです。

 皇帝の「意思」力の、強さが、
 わかります。

 皇帝の「意思」力で、手下を押さえつけている、
 のですから、
 常に、緊張を持続させておかねば、
 なりません。

 ちょっと油断すれば、手下たちも、
 たちまち、謀反を企むでしょうから。

 それにしても、手下たちを、
 裸にしておく、とは、おぞましい限りです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございます。