「地獄」の状況 (※心象風景)46

◎ 皇帝との対決 ①

※  拷問係との、「力」比べ

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☆☆【私(※一風)から】

 芝居が終われば、そこからが、
 本当の、残酷劇と、なるのでした。

 家来の男を、舞台に引き出されようとされ、
 R氏も、黙っては、いません。

 自然と、相手と対決と、
 なるのです。

 その相手とは、拷問係でした。

 この勝負は、どういう方法論で、
 どうなるのか?

 そして、それを見ている観客の様子は?

‥‥‥‥今回のところを、読んでいきましょう。

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R氏:

 拷問係に、「こら! 出てこい!」

 と、言われ、吾が輩の家来の男は、
 満面に、恐怖の色を浮かべて、
 ガタガタ震えながら、立ち上がった。

 のみならず、自然と、座席を離れ、
 舞台の方へ、引きずられ、始めた。

 吾が輩は、これを見て、大いに癪にさわった。

 いかに弱虫であろうと、家来は家来。

 それを、断りなしに、引っ張られたのでは、
 主人である、吾が輩の面目に、かかわる。

 吾が輩は、猛然と、席を蹴って、
 立ち上がった。

 「おい! こいつは、吾が輩の家来だ!」

 「ふざけた真似をすると、承知しないぞ!」

 すると、劇場内は、皆、低くうめき、
 見物客一同、固唾を飲んだ。

拷問係:

 「こら! 新入り!」

 「新入りでなければ、そんな口幅ったいことは、
 言わないはずだ!」

 「お前のような奴には、そろそろ、
 「地獄」の見せしめを、味合わせる必要性が、
 ある!」

 「さっさと、舞台に上がって、
 俺と、尋常の勝負を、せい!」

R氏:

 「何を抜かすか!」

 「勝負するなら、こっちへ来い!」

 双方、こう言い合うと、
 たちまち、猛烈な「意思」と「意思」との、
 戦端が切って落とされたの、だった。

‥‥‥‥今回は、ここまでと致します。

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 「地獄」では、とにかく、
 「弱肉強食」の「心」が、反映される、
 場と、なります。

 そこでの、勝負は、
 もう、「身体」がないなので、
 「精神力」と、「精神力」との、
 闘いと、なります。

 それは、【この世】でも、
 同じかも、しれません。

 「精神力」の強い方が、勝つことが、
 多いように、思います。

 私(※一風)が、問題としたい点は、

 ※ そんな勝負を、固唾を飲んで見ている観客たち
 
 のこと、です。

 喧嘩や、勝負事が、好きだからこそ、
 この「地獄」に、いるのです。

 しかも、それが残酷であれば、あるほど、
 楽しく感じる「心」を、持っている、
 のです。

 そう言う「心」を、【この世】で、
 育ててしまった、末路だと、言えましょう。

 こう言った事実を、私たちは、知っておく、
 べきでしょう。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございます。