「地獄」の状況 (※心象風景)92

◎ 「鬼」のいる、最下層「地獄」

※ 「鬼」に連れられて、上の「境涯」に戻る

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☆☆【私(※一風)から】

 さて、R氏にあてがわれた仕事は、
 上の「境涯」から、大勢の「霊魂」を、
 下まで、連れてくる、

 ことでした。

 そのために、「鬼」に連れられて、
 上へ昇る、途中だったのです。

 どのようにして、R氏と「鬼」は、
 上の「境涯」に行くのか?
 これは、皆様の参考となる、
 ことだと、思います。

‥‥‥‥今回のところを、読んでいきましょう。

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「鬼」:

 「さあ、これからいよいよ、
 お前の仕事だ!」
 
 と、R氏を促し、大急ぎで、前進した。

R氏:

 突然、「鬼」は、吾が輩を捕まえて、
 虚空遥かに、跳び上がったように、
 感じられた。

 すると、もうそこは、
 吾が輩が、かつて住んでいた、
 上の「境涯」、なのだった。

 そこで、案内者の「鬼」は、
 吾が輩に、向かって、こう、
 厳命したの、だった。

「鬼」:

 こら! お前は、いつまでも、
 ここに居続けることは、
 決して、相ならんぞ!

 お前の「身体」は、もうすっかり、
 汚れきって、
 目方も、増えているから、
 ここに居たところで、
 決して、良い気持ちは、しない。

 こんなところで、行方をくらまそう、
 などとは、せぬことだ!

 もし、そんなことをすれば、
 すぐに、ひっつかまえて、
 極度の刑罰に、処してくれる!

 俺も、ここは、居心地が良くないから、
 下の「境涯」に、戻るが、
 しかし、
 お前が、ここで何を考え?
 何を働いているか? は、
 ちゃんと判っているから、
 気をつけるが、いい。

R氏:

 「鬼」が、そう言うがいなや、
 ぷいと、姿を消したのだった。

‥‥‥‥今回は、ここまでと致します。

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 さて、いかがだったで、しょうか?

 自分の「心」と、「境涯」とは、
 釣り合ってこそ、
 居心地が、良いのです。

 「地獄」の「心」を持つ者には、
 「地獄」の「境涯」とは、が、
 お似合いで、居心地が良く、

 もし、そんな者が、
 「天国」に行ったとて、
 そこは、まぶし過ぎ、
 清らか過ぎて、
 居心地は、最悪でしょう。

 「鬼」すらも、「地獄」でありながら、
 上の「境涯」は、居心地が悪いと、
 言うほど、なのですから。

 「鬼」は、R氏を捕まえたまま、
 一気に、上へと、飛んだものと、
 思われます。

 そんな芸当は、R氏には、不可能ですが、
 「鬼」にとっては、ごく簡単な、
 こと、なのです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございます。