「地獄」の状況 (※心象風景)145

◎ 「地獄」の第三境 ⑮

※ 解剖されている、女のこと

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☆☆【私(※一風)から】

 前回は、解剖する医者のこと、
 について、でしたが、

 今回は、解剖される患者のこと、
 に、なります。

 解剖する側も、それなりの理由が、
 あり、

 解剖される側も、それなりの理由が、
 あった、のです。

 原本には、患者の女について、
 詳しく、語られている、のですが、
 それを、載せることは、
 益もない、内容ですので、
 申し訳ありませんが、割愛させて、
 いただきます。

 ただ、まことに、卑劣で、
 残忍な、「行為」を、
 平気で、やっていた、

 とだけ、申しあげます。

 それでは、今回のところに、移ります。

‥‥‥‥今回のところを、読んでいきましょう。

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R氏:

 吾が輩は、解剖されようと、している、
 患者の女に向かって、
 姓名を、訊ねた。

 すると、女は、
 手術を、ちょっと待ってもらって、
 吾が輩の、質問に、応えた。

女:

 私、二ニー、って言いますの。

 元は、パリの歓楽街に、いたのよ。

 それが、‥‥。

 (※ 以下は、割愛 )

 (※ 一人の男を、残忍な殺し方で、
  死に至らしめている ことが、語られた )

 私は、首尾よく、その場(※殺人現場)から、
 逃げましたが、
 相棒の男に、ある晩、
 ナイフで、刺し殺され、ました。

 それから、は、「地獄」を、
 どんどん、転落し、
 現在は、こんなところで、
 こんな、ひどい目に、遭わされている、
 のよ。

R氏:

 この、残忍な、物語を聴き、
 吾が輩は、女に、さらに、訊ねた。

 ※ 君は、生前、こんな残忍なことを犯して、
  相手を、気の毒とは、思わなかった、のかね?

女:

 ※ 気の毒?

 ※ 何が、気の毒なもんですか!

 ※ あれ位のことを、されるのは、
  当然だわ!

 ※ しかし、なんぼなんでも、
  この解剖室に、置かれるのは、
  まっぴら、ですわ。

‥‥‥‥今回は、ここまでと致します。

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 さて、いかがだったで、しょうか?

 女が、この「境涯」にあるのは、
 それなりの、訳が、あったのです。

 しかし、全く、この女には、
 こうなった、【原因】に、
 行き着きません。

 残酷なことを、しても、当然だと、
 信じているのです。

 ですから、今、
 逆に、残酷な目を、体験させられて、
 いるのです。

 相手が、どんなに、痛かった、かを、
 味わされて、いるのです。

 これも、【真理】です。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございます。