「地獄」の状況 (※心象風景)163

◎ 「欲望の街」コリンス市 ③

※ 住人との会話から、「本音」が見える

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☆☆【私(※一風)から】

 今回、コリンス市の住人との会話から、
 その住人の、「本音」が、
 見えてきます。

 【この世】にも、これと似た「意識」、
 でいる人が、いるように、思われます。

 「地獄」の住人は、このような「心」で、
 いるのだと、学んでいただければ、
 よいと、考えます。

‥‥‥‥今回のところを、読んでいきましょう。

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住人の男:

 我々は、いつまで経っても、
 死には、しない。

 私なんかも、何千年も生きていて、
 もう、とても勘定できない。

 あんまり長生き、なのも、
 考えもので、
 死ねるものなら、死んでみたいと、
 いう気にも、時々なるよ。

 同じ繰り返し、ばかりでは、
 退屈で、面白味が、サッパリないからね。

R氏:

 吾が輩は、先刻、【光】の主から、
 聴かされたことを、思い出して、
 こう、言った。

 ※ それほど、嫌なら、
  どうして、ここから、逃げ出さない、
  のです?

 ※ 吾が輩と一緒に、もっと、
  気持ちのよい、「境涯」に、
  行きませんか?

住人の男:

 ※ フフフフッ‥‥。

 と、彼は笑い出し、

 ※ お前さん、よほどの、
  田舎者だね!

 ※ でなければ、そんな馬鹿げた考えを、
  起こすはずも、ない。

 ※ 教えてやろう。
  ここを、出たが最後、「生命」が、
  無くなるのさ。

 ※ 世の中は、やはり、
  「生命」あっての、物種だ!

 ※ 私だって、本当のところは、
  まだ、死にたくは、ない!

R氏:

 ※ でも、君!
  君は、とっくに、死んでるじゃ、
  ないか!

 ※ もう、これ以上、死ねないよ!

住人の男:

 ※ 死んでる者が、どうして、
  こうやって、生きているんだ!

 ※ ああ、バカバカしい!

 ※ お前さんみたいな、狂った人は、
  黙っていないと、
  皆から、石をぶつけられるぜ!

 と言って、彼は、ぷいと去って行った。

‥‥‥‥今回は、ここまでと致します。

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 さて、いかがだったで、しょうか?

 サッパリ、会話がかみ合って、いないことが、
 おわかりかと、思います。

 この住人の男は、
 「自分」が、死んだ自覚が、
 ないのです。

 【この世】にいたとき、
 「死後」の知識が、全くなく、
 死んでいるのに、まだ活動していることが、
 理解できて、いないのです。

 そして、
 「欲望」のおもむくままの「心」が、
 むき出しとなり、
 それに、合致する「境涯」が、
 この「地獄」の街、コリンス市に、
 住むことに、なった、
 わけです。

 そして、この「境涯」に、
 (※本人の曰わく)
 何千年と、縛られていることに、
 なっている、わけです。

 それを、R氏が、指摘しても、
 全く受け付けません。

 それどころか、R氏を排斥しようと、
 さえ、します。

 とにかく、聴く耳が、ないとは、
 このこと、です。

 【この世】にも、このような人は、
 一定数、いるように、思われます。

 あなたは、いかが、思われますか?

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございます。