「地獄」の状況 (※心象風景)37

◎ 「地獄」の大都市、古代ローマ ⑧

※ 動物に変身させられる、家来たち

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☆☆【私(※一風)から】

 R氏は、皇帝の行列を見物しますが、
 そこに、妙なモノを、発見します。

 すなわち、動物がいた、と言うのです。

 「地獄」の特徴として、
 動植物が、ない、
 と言うことが、あげられるでしょう。

 「地獄」には、草花はありません。

 そして、有用な家畜類や、大自然の動物類も、
 いないのです。

 それらは、「天国」のある部類に、属している、
 からです。

 では、皇帝の行列に、なぜ動物がいたのか?

‥‥‥‥今回のところを、読んでいきましょう。

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R氏:

 皇帝の行列に、大きな猟犬が何匹も、
 脇を走り過ぎていくのを見て、
 吾が輩は、驚いた。

 「「地獄」にも、動物がいるのかね?」

 「妙ではないか?」

家来の男:

 「なに、これは、ホンモノの動物では、
 ございません」

 「皇帝の考えで、人間の「霊魂」が、
 仮に、動物の姿をさせられて、いるのです」

 「裸にされたり、子どもの姿に、
 させられたりするのと、同じことです」

 「皇帝は、実に素晴らしい「力」のある、
 お方で、我々を、ご自分の好きな姿に、
 変形させて、喜んでいるのです」

‥‥‥‥今回は、ここまでと致します。

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 恐ろしいことが、家来の男より、
 語られました。

 皇帝の家臣たちは、姿を変形させられて、
 いるのです。

 そして、家臣たちも、それに甘んじている、
 のです。

 ここからも、わかるように、
 「地獄」とは、「弱肉強食」がまかり通る、
 「世界」だと、言えます。

 強い者が、弱い者を、いじめて、
 喜んでいる、のです。

 また、弱い者は、それに慣らされて、
 いるのです。

 こんな「地獄」が、形成されているのは、
 地上の【この世】に、
 そんな考えを持つ「人間」が、
 多くいる、と言うことを、示しています。

 「地獄」に、通じる「心」は、
 持つべきでは、ありません。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございます。