「地獄」の状況 (※心象風景)52

◎ 皇帝との対決 ⑦

※ 皇帝との舌戦

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☆☆【私(※一風)から】

 皇帝との謁見に臨んだ、R氏でしたが、
 まずは、お互いの腹の探り合い、
 と、なりました。

 「地獄」での、勢力争い、なのですが、
 これが、実に、
 【この世】での、出来事と、
 非常によく似ている、のです。

 表面上は、妙な敬語を使っていますが、
 腹の中は、まことに、ドロドロした「心」が、
 渦巻いて、いるのです。

‥‥‥‥今回のところを、読んでいきましょう。

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R氏:

 「地獄」では、一生懸命、お互いを、
 騙そうと、試みる。

 そのくせ、お互いの腹は、判りすぎるほど、
 判り切っている、のである。

 騙せない、と知りつつ、
 騙しにかかる、と言うのが、
 実に、滑稽であるし、
 また、気が知れないところ、
 なのである。

 皇帝は、おもむろに口を切った。

皇帝:

 「愛する友よ、貴殿が「地獄」に来てから、
 まだ、日が短いのに、
 早くも、このような大勢力を張ったとは、
 実に、見上げたものである」

R氏:

 吾が輩は、うやうやしく、頭を下げた。

 「全く、陛下の仰られる、通りでございます」

 「私は、この上とも、
 一層、勢力を張ろうと、考えております」

皇帝:

 「皇帝位、までとも、思うであろうがな‥‥」

 「しかし、あらかじめ、注意をしておこう」

 「これは、決して容易なことではない」

 「恐らくは、永久にそんな機会は、
 巡っては、来ぬであろう」

 「ここで、両者争うのは、得策ではなかろう」

 「お互いに、手と手を握って、領土を足していく、
 ことに、しないか?」

‥‥‥‥今回は、ここまでと致します。

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 皇帝の言い回しは、非常に、慣れたもののように、
 思われます。

 狡猾さが、会話から、読み取れます。

 まずは、舌戦での、鍔迫り合いです。

 【この世】での、会話と、
 そう変わるものではない、と、
 私(※一風)は、感じております。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございます。