ことわざに学ぶ「人生」:その106

◎ 几帳面

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☆☆【私(※一風)から】

 几帳面の、語源をご存知でしょうか?

 几帳とは、平安期の寝殿造りで、
 部屋の間仕切りに使った、
 衝立(※ついたて)のような、ものです。

 几帳に、色鮮やかな着物など掛けるため、
 艶やかな、家具でした。

 その几帳の、柱の端を、繊細に丸く削ることは、
 最も、手の掛かること、
 でした。

 この技術に、力を発揮することには、
 集中力を、要しました。

 そこから、手を抜かず、
 丁寧に、仕上げることを、

 ◎ 几帳面

 と、言うように、なりました。

 私(※一風)は、
 几帳面とは、特に、日本人に特徴的な、
 美徳だと、思います。

 特に、物作りには、欠かせない、
 資質だと、言えます。

 「人生」修行のための、
 日本という、国は、
 世界の中でも、特筆すべき、
 素晴らしい、修行場だと、
 言えるでしょう。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。