小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」26

◎ 「精神統一」に対する、神様の厳しい注文

※ ごまかしは、きかぬ。
  全ては、皆神の目に映り、‥‥

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
☆☆【私(※一風)から】

 いよいよ、修行を始めることとなった、
 小桜姫でありますが、
 ここで、指導役の神様から、厳しい注文が、
 申し渡されます。

 おそらく、「死後」、私たちも、同じことを、
 要求される、のです。

 ですから、この、
 神様からの、言葉を、他人事ととらえずに、
 自分に投げかけられた言葉だと、思って、
 受け止めて、いただきたい、のです。

 それでは、まいりましょう。

◎ 姿はいかに殊勝らしく、
 神様の前に坐っていても、
 心はいつしか、悪魔の胸に通っている。

◎ 中味よりも、外形を貴ぶ現世の人の眼は、
 それで結構、くらませることができても、
 こちらの世界では、そのごまかしは、
 きかぬ。

◎ 全ては、皆、神の眼に映り、
 また、ある程度、お互いの眼にも、映る。

◎ で、これからそなたも、早速この
 「精神統一」の修行にかからねば、ならぬが、
 もちろん、最初から完全を望むのは、無理で、
 したがって、ある程度の過ちは、見逃しもするが、
 眼に余るところは、その都度厳しく注意を与えるから、
 そなたも、その覚悟で、いてもらいたい。

◎ また、何ぞ望みがあるなら、
 今の内に、遠慮なく申し出るがよい。
 無理のないことであるなら、
 全て許すつもりで、あるから‥‥

◎ 私は神様から、何ぞ望みのものを、
 言えと言われ、いろいろと考え抜いた末に、
 たった一つだけ、注文を出しました。

 と、あります。

 中味よりも、外形を貴ぶ、現世の眼、
 と、神様は、言われました。

 まことに、その通りで、あります。

 【この世】では、胸の内を気取られぬよう、
 澄ました顔(※外形)でいることが、
 よく、あります。

 【この世】ならば、それで、ごまかしも、
 利くのですが、
 【霊界】では、違います。

 いくら、取り澄ました、としても、
 一発で、神様には、バレる、のです。

 嘘は、通用しない、のです。

 【霊界】でも、ごまかして、
 嘘をつこうと、すれば、
 たちまち、嘘地獄に、世界が変わる、 
 でしょう。

 お互いに、バレバレなのに、
 嘘をつきあう、地獄です。

 【魂】とは、裸なのです。
 【魂】のレベルが、その外形や色となって、
 如実に、顕される、のだと、
 覚悟せねば、ならない、世界なのです。

 さて、小桜姫は、
 一つだけ、何を望んだのでしょうか?
 あなたなら、何が欲しいですか?
 それを考えてから、次に進んでください。

 ‥‥‥‥‥‥
 ‥‥‥‥‥‥

 あなたの希望は、決まりましたか?
 では、続きを、読みましょう。

◎ お爺さま(※指導役の神様のこと)、
 どうぞ私に、一つの「御神鏡」を、
 授けていただきとう、存じます。
 私は、それを「御神体」として、
 その前で、「精神統一」の修行を、
 致そうと思います。

◎ 何かの目当てがないと、
 私にはとても、神様を拝むような気分に、
 なれそうも、ございませぬ‥‥。

◎ それは、至極もっともな願いじゃ。
 直ちに、それを戴いて、つかわす。

 以上であります。

 小桜姫は、「精神統一」の目当てとして、
 「御神鏡」を、所望したのです。

 私(※一風)も、これに鑑み、
 【人生相談・ダルマ堂】でも、
 「御神鏡」を常に祭壇に、
 用意して、「精神統一」して、
 おります。

 「御神鏡」が、あるとないとでは、
 やはり、違います。
 目当てがあれば、「精神統一」に入るのが、
 楽にできるように、なります。

 今回は、ここまでと、致します。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。