だとしたら、どう生きますか？【霊界】からの言葉 81

◎　R氏からの、報告

※　「地獄」の大都市　⑪

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☆☆【私（※一風）から】

　さて、R氏は、手下を引き連れて、
　劇場へと、向かいます。

　「地獄」の劇場とは、
　どんな所、なのでしょうか？

　コロシアムが、あんな調子でしたから、
　だいたいの想像は、つくと思いますが、
　後学のため、読んでいきましょう。

◎　R氏：

　やがて、我々は、一大劇場の正面に出た。

　途中、かなりの距離を歩いて来たが、
　見かけるものは、どの建物も、
　たいてい皆、近代的なものばかり、
　中でも、劇場などは、
　まるきり近頃のもの、だった。

　その癖、汚れ切っていて、
　手入れなどは、サッパリできて、
　いなかった。

　しかし、見物人の多いこと、
　と言ったら、全く凄まじいほどで、
　押すな押すなの、大盛況。

　我々は、しばらく群集と一緒になって、
　門の中まで入ってみたが、
　そこは、ほとんど修羅の場で、
　たいがいの見物人は、お互いに、
　喧嘩をしている。

　やれ、押した、とか、
　押された、とか。

　やれ、滑った、とか、
　転んだ、とか。

　めいめい、勝手な文句を並べて、
　騒いでいる。

　殊に、切符売り場の騒動、ときては、
　尚更、ひどいもので、
　売り手と、買い手が、
　ひっきりに、罵り合っている。

　今回は、以上です。

　劇場は、大混雑していて、
　それぞれ、擦った揉んだしている、
　様子が、想像されます。

　ここで、気づくことの一つに、

　この「地獄」の大都市には、
　多数の人間が、いる、
　ということ、です。

　しかも、している行為は、
　全て、「自分本位」、「自分勝手」、
　です。

　地上での、そのような、
　思考、言動が、
　「地獄」のこのような、部分で、
　反映されて、いるのです。

　このあと、劇が開演される、
　訳ですが、
　この先が、思いやられます。

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読者の皆様へ：今回も、お読みいただき、ありがとうございました。