だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 265

◎ L氏からの、報告

※ 自分の葬式に、参列する ⑤ 埋葬することの意味

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
☆☆【私(※一風)から】

 今回は、いよいよ埋葬の場面に、なります。

 そこで、【守護神】は、L氏に、
 埋葬することの意味を、伝えます。

 なるほどと、思わせられる、
 事柄ばかりで、たいへん参考と、
 なるものです。

 読んでいきましょう。

◎ L氏:

 実を言うと、私は、
 せっかく、自分の葬式に、臨むことは、
 臨んだが、

 ただ、人々の邪魔をしに来ている、
 ように感じられて、ならなかった。

 こんな、くだらないものを、見物、
 しているよりは、
 学校に帰って、勉強するほうが、
 よほどマシだ。

 私は、そんなことを考えていた。

 すると、私の【守護神】は、
 早くも、私の意中を見抜いて、
 次のように、
 私を、たしなめられた、のだった。

◎ 【守護神】:

 いよいよ、遺骸が、
 土中に埋められる時には、
 「霊魂」として、
 地上生活の伴侶だった「肉体」に、
 別れを告げることが、
 掟になっている。

 それには、それ相当の理由がある。

 単に、「肉体」に対する「執着」、
 を捨てる、ほかに、
 次の理由も、ある。

 遺骸の周囲には、
 常に様々の「悪霊」どもが、
 寄ってたかって、
 この遺骸に、あるものを、
 求めて来るのだ。

 それは、遺骸に付着している、
 煩悩の名残、

 「悪霊」は、それを嗅ぎつけて、
 そこへ、来るのだ。

 時として、
 「悪霊」たちは、遺骸の中から、
 一種の物質的原料を、抜き出しに、
 かかり、
 それに、成功する場合が、ある。

 「悪霊」たちは、
 その原料で、己の裸体を包む、
 のだ。

 しかし、それは、
 邪悪な生活を送った人々の、遺骸に、
 限るので、
 お前(※L氏)の遺骸には、
 そのような心配は、ない。

 我々【守護神】は、
 それらの「悪霊」たちが、近寄らぬよう、
 行って監督している、のだ。

 また、
 情義の上からも、
 あれほど永く、共同の生活を送った「身体」を、
 その安息の場所に、送り届けることは、
 正しい道でも、ある。

 さらには、もう一つ、
 お前が、捨てた、
 【現世】の生活の、取るに足らぬこと、
 また、
 新たに入った【霊界】の生活の楽しいこと、
 
 これらを、葬式によって、
 お前に、悟らせたいが、
 ためだった、のである。

 今回は、ここまでと致します。

 自分の葬式を、見せられることは、
 比較的多いようです。

 私(※一風)が、考えるに、
 これでもって、

 自分は、死んだのだ、

 と、悟らせること、

 そして、
 これからは、【産土神】の導きで、
 【霊界】に、行かねばならないこと、

 を、観念させるために、
 あると、思っています。

 【霊界】へは、
 【現世】の何一つ、携えては、
 行けません。

 持っていけるのは、
 己の「真心」一つ、だけです。

 ですから、私(※一風)は、
 【現世】の生活で、
 「真心」を高める、行為を勧めている、
 訳です。

 お金や、財産、名声、
 そのどれもを、捨てていかねば、なりません。

 また、
 病気や、障害も、捨てて行くのです。

 このことを、知って「人生」を送ることは、
 有意義なことと、思っています。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。