【『小桜姫物語』から学ぶ真理「37」】

◎ 霊界での、母との再会 ①

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【私(※一風)からの、解説】

 小桜姫は、年若く、亡くなっており、
 小桜姫の、実母は、老年になってからの、
 「死」であり、他界する順番は、
 逆となっていたことを、あらかじめ、
 心にお止めおき、願います。

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【引用文】

小桜姫:

 この、対面については、前もって、
 指導役のお爺さん(※指導霊の龍神)から、
 ちょっと、前触れが、ありました。

指導役のお爺さん:

 汝の母人も、近頃は、よく、修行も積んで、
 外出も、自由に、出来るように、なったので、
 ぜひ、汝に、一度逢わそうかと、思っている。

 いずれ、近い内に、こちらに、見えるで、
 あろう。

小桜姫:

 私は、それを聴いた時は、
 嬉しさで、胸がいっぱいで、ございました。

 そして、母に逢ったら、
 これも、語ろう、
 あれも、訊きたい、
 と、生前、死後にかけての、
 積もり積もれる、様々の、事件が、
 ちょうど、嵐のように、私の頭の中に、
 一度に、押し寄せてきたの、でした。

 すると、それから間もなく、
 森閑と鎮まり返った、私の修行場の庭に、
 何やら、人の訪れる気配が、しましたので、
 ふと、振り返ってみると、それは、

 ◎ 一人の、指導役のお爺さんに、導かれた、
  私の、懐かしい、母親なのでした

 お母さま!

母親:

 姫!

小桜姫:

 双方から、馳せよった二人は、
 互いに、すがりついて、しまいました。

 現在の母の様子は、
 臨終の時の、様子とは、びっくりするほど、
 変わってしまい、
 顔も、すっかり、朗らかになり、

 ◎ 年齢も、たしかに、十歳ばかり、
  若返って、

 おりました。

 母の方でも、
 私が、諸磯の、侘び住まいに、
 くすぶり返っていた時に、比べて、

 ◎ あまりに、若々しく
  あまりに、元気らしい

 のを、見て、
 自分のことの、ように、
 心から、喜んでくれました。

母:

 これほど、あなたが、立派な修行を積んでいる、
 とは、思わなかった。

 ◎ あなたの、身体からは、ちょうど神様のように、
  光明が、差します

 つづく

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『小桜姫物語』より、引用抜粋

ご質問など、あれば、お答えしますので、
【人生相談・ダルマ堂】まで、ご連絡願います。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。