【霊界】探訪
【地獄】界で、住民に混じり、暮らす【天使】の元を、訪れる
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これまでの、【霊界】探訪でも、
各、界層で、天使様と、対話させて、いただき、
その界の、実相を、教えていただき、ました。
中でも、わざわざ、
【地獄】界に、降りて、
住民を、救おうと、闘っておられる、
天使様の、お姿は、
感動的で、ありました。
【地獄】界では、一時避難小屋で、
天使様から、説明を、されることが、
ありましたが、
今回は、直に、【地獄】界の、町に、入り、
天使様の、ご様子や、問題点などを、
おうかがいし、
【地上界】に、生きる、私たちの、
教訓とすべき、ところを、
得たいと、いう、目的で、
今回、また、【地獄】界を、
訪れたいと、思います。
私(※一風)は、非常に、身の危険が、
予想されるため、
【神様】の、お力で、
いつものように、【波動】を調整され、
【地獄】界の、住民からは、姿が、見えないように、
して、いただきます。
それでは、【神様】に、【意念】を、集中させます。
【神様】の、お導きで、行って参ります。
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まことに、薄暗い、町に、来ました。
ゴミだらけの、道で、
溝からは、悪臭が、漂ってきます。
歩く、住民は、それでも、
世間体を、気にしているのか、
各人、一応、30年くらい前(※バブル期?)の、
服装をし、
女性なども、
(見栄だけで、必要のない)日傘などを、さして、
歩いています。
しかし、よく見ると、
その、服装は、シミだらけで、
ボロボロに、傷んでいます。
(※住民本人は、きれいな服を、着ているつもりである)
町の、中心に、噴水の公園があり、
(※噴水など、上がっては、いないが)
円形の、広場と、なっている。
ここに、見るからに、立派な、
明らかに、ここの住民では、ない、
オーラを、放射している、
(※しかし、そのオーラは、着ているみすぼらしいコートにより、隠されている)
人(※天使様)が、見つかりました。
それでは、行ってみます。
(※私(※一風)は、幽霊状態ですが、
この天使様からは、私のことが、見えています)
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【一風】 (※小さな、声で)
こんにちは。【地上界】より、来させていただき、ました、一風と、申します。
【天使A】 (※小さな、お声で)
ようこそ、おいでくださいました。
あなたが、来られることは、
前もって、上位の天使様より、聴いておりました。
私(※天使)に、できることなら、
なんなりと、お聴き願います。
【一風】 ありがとうございます。
ところで、ここは、なんという、町でしょうか?
【天使A】 ここは、世間体第一【地獄】の、
町です。
ここでは、
・世間体が、第一である
・見栄や、ウソが、横行している
・内実より、外見が大事に、される
・頑固である
となっております。
【一風】 そうなのですね。
天使様は、ここで、どのくらい、暮らして、
おられる、ので、しょうか?
【天使A】 はい。どうでしょう。
もう、長いこと、ここで、おります。
30年は、経っていましょうか。
【一風】 ああ、なんという、長さでしょう。
頭が、下がります。
その間、何人くらい、この町から、
住民を、抜けさせられましたか?
【天使A】 なかなか、簡単では、ありません。
何せ、【信念】の問題、ですから‥‥。
一年で、数人、といった、ところで、しょうか。
【一風】 そんな、ものなの、ですね。
厳しい、現実ですね。
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※ ここで、天使様が、活動される、ようですので、
その様子を、見させて、いただき、ます。
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【住民A】 ちょっと、きみ。
何か、食べてるの、かね?
行儀が、悪いよ!
【天使A】 何です。何したって、いいじゃないですか。
【住民A】 いかん。公衆の道では、
物を食べて、歩くなんて、不道徳だ。
【天使A】 そんな、法律が、あるのですか?
もう、止めますけど。
【住民A】 この町では、きちんとすること。
きちんとした、身なりで。
きちんと、あいさつして。
きちんと、仕事する。
まあ、皆が、見てるとこでは、な。
きちんと、しなさい。
【天使A】 はい。でも、
皆が、見てなかったら、
きちんとしなくて、いいのですか?
【住民A】 そうだよ。
人から、見られてるから、きちんとするんだ。
見られてなかったら、いい。
ちょっと、ゴミを捨てても、
ちょっと、シッケイしたり、
誰も、見ていなかったら、いいんだよ。
でも、人前じゃ、きちんと、すべし!
【天使A】 あなた、そんなの、おかしくありませんか!
人が、見てようが、見てなかろうが、
きちんと、するのが、本当では、ないのですか?
【住民A】 キミ。世間を、知らんね。
バカ正直では、この世の中、勝ち抜けんよ!
人の見てないところで、
知恵を働かせて、楽しないと‥‥。
あとは、野となれ、山となれ、
と、言うじゃないか。
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(※また、別の場所で、見学する)
【住民B】 ああ、忙しい、忙しい。
上辺を、飾るのも、楽じゃないわ。
【天使B】 ちょっと、お姉さん。
【住民B】 なによ。気安く呼ばないでよ。
【天使B】 お化粧が、崩れてますよ。
【住民B】 え! わー、恥ずかしい!
これでも、一時間も、かけて、お化粧してきたのに。
なんで?
【天使B】 へー、そんなに、時間が、かかるんだ。
【住民B】 そうよ。この町では、
外見が、大事ですからね。
お化粧が、大事!
まあ、中身は、どうでも、いいんだけどね。
【天使B】 中身こそ、大事では、ないですか?
【住民B】 いいえ! 外見が大事!
この、競争の世の中、外見を飾るのよ。
そうすれば、幸せに、なれるのよ。
あなたも、よく、知っておくことね!
【天使B】 外見を飾れば、幸せに、なれますか?
【住民B】 あんた、バカじゃ、ない?
外見に、つられて、男も来るんじゃ、ないの。
ああ、いい、稼ぎの、男、
寄ってこないかしら。
こんなに、お化粧、がんばってるのに。
【天使B】 あなた、よく見ると、服、汚れてますよ。
(※自分では、きれいにしている、つもりだが、「心」の汚れが、服装に、滲み出てくるのだった。これは、天使様からは、見えるが、本人には、見えず、きれいな、つもりでいる)
【住民B】 きゃー! あなた、変態?
誰か、変態でーす!
警察を、呼ぶわよ!!
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(※また、別の場所で。あるセミナー会場。満員です)
【講師】 えー、それでは、今日の講師を務めさせて、いただきます。
【聴衆】 待ってましたー! お願い願います!
【講師】 この世は、外見が、一番!
この町の、皆さんの、考えと、同じですね!
テレビスタジオ、の、ようにあるのが、一番なんです!
・カメラに、映っているところだけ、きれいに、しましょう!
・カメラに、映らない部分に、「お金」を、かけるのは、無駄です。
・きれいに、見えればいいので、ベニア板で、結構です!
・ようは、きれいに、化粧することです!
【聴衆】 その通りー!
【講師】 それでは、セミナーを、始めます。
本日は、
◎【幸せ】に、なるために、が、テーマです。
この世で、【幸せ】になるためには、
・(見えている部分)外見を、飾ること
・人が見ているところでは、礼儀正しくすること
・人より、少しでも多く稼ぐこと
・稼いでも、隠しておくこと
・大事な人とは、丁寧語で話すこと
・いい学校に、行かせること
・いい会社に、入ること
・傍目上、神仏に、祈る「ふり」を、すること
です。
そして、こんなことには、頑張るだけ、無駄です。
それは、
・神仏に、真剣に、祈ること
(※神仏など、いませんから)
・人が見ていないところでの、「善行」
・恵まれない人や、所への、喜捨
・利益に、ならない人との、交際
・関係ない、人への、親切
まあ、「人生」、スマートに、賢く、
損をしないように、
得するように、生きること、です!!
いいですか、皆さん!
大事なことは、
見える部分に、「お金」を、かけて、飾ること、
見えない部分に、「お金」を、かけないこと。
当たり前、ですよね。
この世は、「命」あっての物種。
見えるものを、信じ、
見えないものは、信じぬ事、
頼れるのは、外見と、「お金」、
「お金」で、寿命だって、伸ばせるし、
健康だって、なれる、世の中、です。
この、外見と、「お金」、
これで、【幸せ】が、手には入るのです!
以上です!!
【聴衆】 わー! その通り!
(※万雷の拍手が、鳴り響く)
【天使C】 そうですか?
本当に、そうですか?
人に親切に、したら、いけませんか?
【講師】 ああ、それは、時間の無駄です。
親切にして、あなたの、得に、なりますか?
得に、なることを、しなさい!
【天使C】 神仏に、祈ることは、無駄ですか?
【講師】 ああ、無駄だね!
だって、神仏など、見たことがありません。
そんな、ないものに、祈ることほど、
バカバカしいことは、ありませんよ。
それに、神仏なんて、いませんよ。
あれは、宗教の、金儲けです。
そんな、ヒマが、あれば、
あなたも、「お金」を、稼ぎなさい。
ちょっと、くらい、人を、わからないように、
ダマす、くらいでないと。
わからないように、が、大事です!
いいですか?
見えないものは、無いのです、よ。
【客A】 そうだ! そうだ!
この、人(※【天使C】)、変だ!
病院に、送らないか?
【客B】 そうだ! そうだ!
講師の先生が、正しい!
病院に、送ろう!
【講師】 まあまあ、落ち着いて。
人間は、外見です!
こんな、頭の悪い人とは、付き合わないことです。
損ですから。
ああ、あなた!
この、教室から、出て行きなさい!
あなたは、この、町にいる、資格は、
ありませんよ!
あなたの、頭の中は、どうなって、いるんでしょう。
ああ、時間の、無駄、無駄!
(※と、【天使C】は、聴衆から、寄ってたかって、
教室から、追い出された、のだった)
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※ 町はずれ、で、天使様と、反省会が、持たれました。
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【一風】 お疲れ様でした。
全く、この、町は、話しに、なりませんね。
【天使A】 なかなか、このように、難しいのです。
特に、神仏を、わかろうと、しません。
ここが、全ての、【原因】です。
まあ、それが、【地獄】界の、特徴なんです。
【天使B】 私たちから、無理やり、説き伏せることは、却って、ここの住民にとって、害悪と、なります。
住民、自身から、
・ああ、もう、ウンザリだ
・私の考えは、間違っているのでは、ないか
・【神】が、いるのでは
という、気持ちが、わいてくるのを、
待たないと、いけないのです。
【天使C】 残念ながら、今回は、
そのような、人とは、出会えなかった、
という、ことです。
ここでは、気長に、臨まねば、ならないのですよ。
【一風】 なるほど、そうなのですね。
【天使C】 【地上界】も、ここと、そう、
変わらない、のでは、ないですか?
一風さん。
【一風】 そうです。私(※一風)の、話が、
そう、簡単に、通じは、しません。
私(※一風)も、天使様と、同じです。
気長に、聴ける人を、見つける、ことが、
肝心です。
無理やり、【真理】の、話しを、押し付けることは、
厳に、慎まねば、なりません。
逆効果ですから。
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※ いったん、ここまでで、中間報告と、いたします。
続きは、369話で、おこないます。
次号まで、お待ち願います。