小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」30

◎ 「守り刀」を、頂いたこと

※ 【霊界】から、現世の墓を透視する

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
☆☆【私(※一風)から】

 前に、小桜姫が神様より、
 「御神鏡」を賜ったこと、を、
 読みましたが、

 今回は、その二、として、
 これまた神様より、「守り刀」を、
 賜ったことについて、報告があり、
 今回は、それを、
 読んでいきたいと、思います。

 それでは、その部分を紹介します。

◎ (※小桜姫の臨終のとき)
 いよいよ私の病勢が重くなって、
 私は、枕辺に坐っておられる母に向かって、
 頼みました。
 
◎ 私の懐剣は、どうぞこのまま、
 私と一緒に、棺の中に納めて頂きとう、
 ございますが‥‥。

◎ すると、母は即座に、私の願いを入れて、
 「その通りにしてあげますから、
 安心するように‥‥」と、
 私の耳元に口を寄せて、力強く、
 囁いてくださいました。

◎ 私は、ある日、指導役のお爺さまに、
 一部始終を物語り、
 「もしも、あの懐剣が、私の墓に収めてある、
 ものなら、どうぞこちらに、取り寄せて、
 頂きたい」
 「生前と同様、あれを「守り刀」に、
 いたしとう、ございます‥‥」
 と、お頼みしました。

◎ 私どもの時代には、「守り刀」は、
 つまり、女の【魂】、
 自分の命から、二番目の大切な品物、
 だったので、ございます。

◎ 神様も、この私の願いを、
 無理からぬことと、思し召されたか、
 快く、お引き受けして、くださいました。

 以上、
 小桜姫は、このように、報告されております。

 さて、神様は、どうなさるのか、
 この続きを、読んでいきましょう。

◎ 神様は、例の通り、ちょっと「精神の統一」
 をして、私の墓を透視されましたが、
 すぐに、おわかりになったものと見え、

◎ ふむ、その懐剣なら、確かに彼処に見えている。
 宜しい、神界のお許しを願って、
 取り寄せて、つかわす‥‥
 
◎ そう言われたかとみると、
 次の瞬間には、お爺さまの手に、
 世にも懐かしい懐剣が、握られておりました。

◎ 無論、それは言わば、刀の精、だけで、
 現世の刀では、ないのでございましょうが、
 生前、現世で手慣れたものに、寸分の、
 相違もないのでした。

◎ 私は、心から嬉しく、
 お爺さまに、厚くお礼を申しあげました。

◎ 私は、右の懐剣を、現在もとても大事に、
 所持しております。
 そして、修行の時には、いつもこれを、
 「御神鏡」の前へ備えることにして、
 おるのでございます。

 以上です。

 小桜姫の、二つ道具が、これで揃いました。
 「御神鏡」と、「守り刀」です。
 これでもって、小桜姫は、現在までずっと、
 「精神統一」の基本と、されている、
 わけです。

 私たちも、「精神統一」するには、
 簡単な道具があれば、助かるでしょう。
 何も無いより、何か目標物をテコにして、
 「精神統一」する、わけです。

 私(※一風)も、正式に「精神統一」するときには、
 小桜姫を見習って、
 「御神鏡」と、「扇子」を、
 前に置くように、しています。
 これがあると、随分、楽です。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。