小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」32

◎ 人間(※母親)の臨終について

※ 玉の緒について、語る

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☆☆【私(※一風)から】

 【この世】に生きる、私たち人間は、
 【魂】(※幽体)と、身体とが、
 重ね合わさった、状態だと、言えます。

 この身体から、【魂】(※幽体)が離れる時、
 それを、「死」(※臨終)と、呼ぶのですが、
 このことについて、小桜姫からの、
 報告があります。

 これは、小桜姫の母親の臨終のときの模様、
 について、述べたものです。
 
 小桜姫の方が、母親より早く亡くなっています。
 小桜姫が【霊界】に帰ってから20年経って、
 母親が亡くなります。

 その部分を、みてみましょう。

◎ ある日私が、例の通り、御神前で、
 修行しておりますと、突然、母の危篤の報せが、
 胸に感じて参った、のでございます。

◎ 私はびっくりして、早速鎌倉の、
 あの懐かしい実家へと、飛んで行きましたが、
 もうその時には、よくよく臨終が迫っておりまして、
 母の【魂】は、その肉体から、半分出たり、
 入ったりしている最中、でございました。

◎ 人間の【魂】というものは、
 全然肉体と同じような形態をして、
 肉体から離れるので、ございます。
 それは、白っぽい、幾分ふわふわしたもので、
 そして、普通は裸でございます。

◎ それが、肉体の真上の空中に、
 同じ姿勢で、横臥している‥‥

 と、あります。

 いわゆる、幽体離脱になろうと、している、
 わけです。

 さらに、続けます。

◎ 肉体と幽体との間に、紐(※玉の緒のこと)が、
 ついている、ことで、
 一番太いのが、腹と腹とを繋ぐ、白い紐で、
 それは、丁度小指くらいの太さで、
 ございます。

◎ 頭の方にも、もう一本見えますが、
 それは、通例、前のよりも、よほど細いようで、
 ‥‥、無論こうして、紐で繋がれているのは、
 まだ絶息しきらない時で、
 最後の紐が切れた時が、
 それが、いよいよその人の死んだ時で、
 ございます。

 と、あります。

 解説しますと、この玉の緒とは、
 西洋では、シルバーコードと名付けられて、
 います。

 白銀色の紐で、何十本もの紐で、
 身体と幽体とを、繋いでいるのですが、
 その最も太く重要な紐を、小桜姫は、
 実況したわけです。

 臨死体験の場合、仮死状態から生き返る、
 わけですが、
 これは、玉の緒(※シルバーコード)が、
 まだ、切れてないことを、意味します。

 しかし、この玉の緒が、全て切れてしまうと、
 もう、元へは戻れません。
 これを、「死」と呼ぶわけです。

 「死」ねば、幽体のみが、【霊界】へと、
 帰還する、わけです。

 その当座は、幽体は、身体とそっくりで、
 しかも、考えていることや、考え方は、
 生前の通りです。

 だから、「死」ねば、悟れる、
 などと、思っていては、
 それは、大間違い、だということ、です。

 「人生」を、どんな考え方で生きたのか、
 が、【霊界】で、問われる、
 ことに、なるわけです。

 しかし、このことをちゃんと知っている、
 人間は、余りにも少なく、
 知らないからこそ、
 ちゃらんぽらんな「人生」を送ってしまう、
 わけです。

 この臨終の模様は、
 洋の東西を問わず、一致しており、
 小桜姫の報告は、真実なのであります。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。