小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」62

◎ 「天狗界」探訪に際して

※ 『小桜姫物語』の目的とは?

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☆☆【私(※一風)から】

 今回は、小桜姫が「天狗界」を探訪する段に、
 移るのですが、
 なぜ、こうあちこちと、小桜姫は、
 【霊界】の世界を、探訪させられる、
 のでしょうか?

 そのことに、触れている、と思われる、
 箇所が、今回の中に、少しあると思われ、
 ますので、
 そこを、読むことに、しましょう。

 今回からは、【霊界】の中でも、
 「天狗界」という、特殊な世界に、
 指導役の神様に連れられて、探訪することに、
 なります。

 それでは、どうぞ。

◎ 小桜姫:
 
 お爺さま、ここはよほどの深山、
 なので、ございましょう‥‥。
 私は、ぞくぞくして、まいりました‥‥。

◎ 指導役の神様:
 
 寒く感ずるのは、山が深いからでは、ない。
 ここは、もうそろそろ、「天狗界」に近い、
 ので、一帯の空気が、自ずと違って来たのじゃ。
 だいたい「天狗界」は、女人禁制の場所であるから、
 そちには、あまり気持ちが、宜しくあるまい‥‥。

◎ 小桜姫:
 
 よもや、天狗さんが怒って、
 私をさらって行くようなことは、
 ございますまい‥‥。

◎ 指導役の神様:
 
 その心配は、要らぬ。
 今日は、「神界」からのお指図を受けて、
 訪ねるので、あるから、
 立派な、お客様扱いを受けるで、あろう。

◎ 二度と、こうした所に来ることも、
 あるまいから、よくよく気をつけて、
 「天狗界」の状況をさぐり、
 また不審の点があったら、遠慮なく、
 天狗の頭目に、訊ねておくがよい、
 であろう‥‥。

 今回は、以上です。

 小桜姫の【霊界】探訪は、
 「神界」からの、指図だと、
 指導役の神様は、言っている、
 のです。

 つまりは、小桜姫は、【この世】へ通信する、
 役目を担っており、
 【この世】で、理解力のある人間のため、
 小桜姫が、使われている、
 と、解釈できると、思います。

 【霊界】には、様々な世界が、
 展開している、訳ですが、
 恐らく、「地獄」界、以外については、
 行かされるので、ありましょう。

 そして、
 私たち、【この世】で「人生」修行している、
 者たちのため、見たまま、ありのままの、
 【霊界】を、知らせてくれる、
 ので、ありましょう。

 誠に、ありがたいことだと、
 心の底から、感じ入るのは、
 私(※一風)だけでは、ないはずです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。