小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」121

◎ 【この世】での、誤った【霊界】観

※ 現世での夫婦は、【霊界】でも同じく夫婦なのか?

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☆☆【私(※一風)から】

 【この世】での、【霊界】への見方・考え方、
 は、本当に、未熟、としか、
 言いようが、ありません。

 例を挙げれば、

 ・死んで、楽になりたい‥‥?

 ・死んでも、一緒だよ‥‥?

 ・拝めば、良いところへ行ける‥‥?

 ・これだけお布施をしていたのだから、
  きっと、良いところへ逝けるはず‥‥?

 このようなことは、全て、
 間違いであることは、
 ここまで、数々、私(※一風)のコラムを、
 お読みになられている、読者の皆様にとっては、
 よく、おわかりのことだと、
 思います。

 そもそも、死ぬこと、
 【霊界】とは、何か、
 の基本が、わかってないから、
 また、知ろうとしなかったから、
 こういった、間違った思いを、抱くわけです。

 この小桜姫の母親も、そんなお一人、
 でした。

 今回は、そんな部分を、読んでいきましょう。

◎ 小桜姫:
 父上とは、ご一緒では、
 ございませんか?

◎ 母親:
 一緒では、ありませぬ。

 現世にいた時分は、
 夫婦は、同じ場所に、行かれるものかと、
 考えておりましたが、
 こちらへ来てみると、
 同棲などは、思いもよりませぬ。

 【魂】の関係、とやらで、
 良人は、良人、
 妻は、妻、と、
 ちゃーんと、区別が、ついているのです。

 もっとも、私たちの境涯でも、
 逢おうと思えば、いつでも逢われ、
 対話をしようと思えば、
 いつでも対話は、できますが‥‥。

 こんなことを言うと、
 あなたから、笑われるかもしれませんが、
 私は、一度、指導役の神様に向かい、
 あまり心細いから、
 せめて良人とだけは、一緒に、
 住まわせて頂きたい、と、
 お願いしたことが、あるのです。

 それでも、神様は、
 どうあっても、私の願いを、
 おききいれに、なってくださらないので、
 その時の、私の力落としといったら、
 なかった、ものです。

 私は、今でも時々は、
 いつの時代になったら、
 夫婦、親子、兄弟が、
 昔のように、楽しく同居することが、
 できるのかしら、と、思われて、
 なりませぬ。

 あなたには、そんなことが、
 ないのですか?

 今回は、ここまでと、致します。

 【魂】のこと、
 【霊界】のこと、
 の知識に、疎いからこそ、
 そんな思いに、捕らわれてしまい、
 悶々とする、訳です。

 【この世】での「人生」は、
 【この世】限りのもの‥‥。

 【魂】の長い長い遍歴の、
 ただの、1ページに過ぎない、
 のが、「人生」なのです。

 あるときは、女性の「人生」を生き、
 あるときは、男性の「人生」を生き、
 様々の生き方を、それこそ、
 何十回も、体験し、
 己の【魂】を、肥やしていく、
 のです。

 その一回の「人生」に、
 いつまでも、こだわっていては、
 先へ進めない、のです。

 まことに、非人情な言い方と、なりましたが、
 この真理を、受け入れながら、
 あなたは、【魂】として、進んでいく、
 のです。
 また、これまで、進んできた、
 のです。

 さて、次回は、この母親の疑問への、
 小桜姫なりの回答と、なります。

 小桜姫は、どう答えているので、
 しょうか?

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。