小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」133

◎ 一瞬の移動

※ ほんの一瞬間、さて眼を開けると‥‥。

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☆☆【私(※一風)から】

 【霊界】では、もう鈍重な身体は、
 ありません。

 活動するときの、身体は幽体、
 と言って、誠に霊妙かつ、軽々とした、
 肉体とは、比べられないくらい、
 ものなのです。

 そして、「精神統一」が、深まった時には、
 その幽体すら、消え失せ、
 ただの丸い球、すなわち、
 【魂】の状態と、なっている訳です。

 そんな幽体は、歩いたり、走ったり以外に、
 空中を飛んだり、
 思った所へ知らぬ間に、移動することも、
 ごく普通のこと、となります。

 それだけの、予備知識があれば、
 今回の、小桜姫の報告も、
 ご理解いただける、と存じます。

 それでは、読んでいきましょう。

◎ 指導役のお爺さん:
 そうじゃ‥‥。
 今度の修行場は、きっと、そちの、
 気に入るぞ‥‥。
 すぐ、出かけると、しよう‥‥。

◎ 小桜姫:
 それに続いて起こった、急展開には、
 さすがの私も、少し呆れない訳には、
 まいりません、でした。

 お暇乞いのために、私が、
 滝の【龍神】さんの祠に向かって、
 合掌、瞑目したのは、ほんの一瞬間、
 さて眼を開けると、もうそこは、
 すでに滝の修行場でも、何でもなく、
 一望千里の、大海原を前にした、
 素晴らしく見晴らしの良い、
 大きな巌の天辺に、私とお爺さんと並んで、
 立っていたの、でした。

◎ 指導役のお爺さん:
 ここが今度の、そちの、修行場じゃ。
 どうじゃ、気に入ったで、あろうが‥‥。

◎ 小桜姫:
 びっくりした私が、ご返事をしようとする、
 間もなく、お爺さんの姿が、
 またまた、煙のように、側から、
 消えて無くなって、しまいました。

 重ね重ねの早業に、私は、開いた口が、
 容易に、塞がりません、でした。

 今回は、以上です。

 【霊界】では、
 いかに言動が、あっさりしているか、
 思いと、境遇が、一致しているか、 
 が、おわかりかと、思います。

 思ったら、その通りとなったり、
 その場所へと、移動したりと、
 なるのです。

 【魂】とは、思念(※心境)である、
 と、言えるでしょう。

 さあ、今度の修行場は、
 海辺の土地の、ようです。

 そこが、どんな所かは、次回と、
 致します。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。