だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉44

◎ R氏からの、報告 ⑥

※ 自分の死体を見る

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☆☆【私(※一風)から】

 ようやく、自分が死んだと、
 わかった、R氏でした。

 そして、自分の死体は、どうなったのか?
 と、思った瞬間、
 役場から、交通事故の現場である、
 ストランド街に、移動していた、
 わけです。

 そこを、読んでみましょう。

◎ R氏:

 臭気を頼りに、足を運ぶと、
 間もなく、傷病者の運搬車(※今の救急車)に、
 突き当たって、
 それに、自分の死体が、積まれてある、
 ことが、すぐ判った。

 車は、病院に行くところ、なので、
 吾が輩も、その車の脇に、ついて、
 歩いて行った。

 やがて、医者が来て、
 吾が輩の死体を、検査した。

 「こりゃ、もう駄目だ」
 「なかなか、手際よくやりやがった」
 「どうだい、この気楽な顔は!」

 吾が輩は、もしも、できることなら、
 この藪医者の頭を、
 うんと、殴りつけてやりたくて、
 仕方がなかった。

 「可哀想に‥‥」

 と言ったのは、看護婦であった。

 すると、ついて来た巡査が言った。

 「なに、別に可哀想な奴じゃない」
 「しかれた時に、すっかり泥酔していた、
 のじゃから、責めは全然本人にあるのじゃ」
 「私は、こ奴を、よく知っておるが、
 何とも手に負えぬ、悪党じゃった」
 「こ奴が、失せたのは、かえって、
 社会の為になる」

 以上です。

 この会話を読んで、お判りかと、
 思いますが、
 
 R氏とは、この街で、悪行を重ねていた、
 評判の悪い、人だった、のです。

 この巡査の言葉は、聴くに耐えない、
 悪口雑言、ですが、
 百年以上昔の、ことですから、
 そこは、そういう時代だった、と、
 解釈願います。

 R氏は、自分の死体に、ついて行き、
 病院まで、行ったのですが、

 このように、もはや、身体(※死体)と、
 R氏自身の【魂】は、
 別物と、なっているのです。

 私たちも、「死後」直後は、
 こうなることを、覚悟しておくべき、
 でしょう。

 普通は、「死後」、【霊界】からの、
 お迎えの「指導霊」が、来るのですが、
 R氏の、【魂】の境涯(※心情)が、低かったため、
 「指導霊」が、目に映らなかった、
 のです。

 R氏の目に映るのは、
 同じように、【魂】の境涯(※心情)が低い、
 ビリーのような、幽霊、
 だった、わけです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。