「地獄」の状況 (※心象風景)04

◎ 死後、【この世】でさ迷う、自覚なき【魂】③

※ 「自分」が死んだことに、気づけないR氏

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☆☆【私(※一風)から】

 【この世】のR氏は、交通事故で、
 車に敷かれ、亡くなっている、のですが、

 それに、本人のR氏は、気づけていない、
 のです。

 そして、相変わらず、
 生きている間と、同じように、
 用事を済まそう(※役場へ行くこと)と、しますが、
 
 身辺に、変化が生じているのに、
 それが、「自分」の「身体」が、無くなった、
 ことに、起因しといるとは、
 夢にも、思っていない、のです。

 前回の、続きで、役場にR氏が、
 行った場面から、です。

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R氏:

 役場に来てみれば、係の役人は、
 机に寄りかかって、吾が輩の来るのを、
 待っている、様子だった。

 脇の机には、書記官もいた。

 それを見て、吾が輩は脱帽して、
 頭を下げたのだが、

 無作法にも、役人たちは、
 吾が輩を、無視しているので、ある。

 「私は、契約書の調印をしに、
 参ったのですが‥‥」

 と、吾が輩は、そう言ったのだが、
 役人は、いっこうに返事もしない。

 そして、次の瞬間には、
 書記官に向かって、こんなことを、
 言ったのだった。

書記官:

 「もう、ずっと待っているのに、
 あいつ(※R氏のこと)は、来ない」

 「もう、10分しても、来なければ、
 ここは、閉めてしまおう」

R氏:

 「こら! 役人!」

 「俺は、ちゃんとここに、来てるでは、
 ないか!」

 吾が輩は、力一杯、そう叫んだのだが、
 役人たちは、やはり澄ました顔で、
 吾が輩を、無視するのだった‥‥。

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‥‥‥‥今回は、ここまでと致します。

 
 R氏は、「自分」が死んでいることに、
 気づけず、

 「自分」は、生きている「人間」であると、
 錯覚し、
 同じように、挨拶したり、
 同じように、声をあげる、
 のですが、

 R氏は、「幽霊」状態ですので、
 役人たちには、R氏のことが、
 見えないし、聞こえない、訳です。

 私たちも、死ねば、R氏と同じように、
 なるのです。

 もう、呼びかけても、応えてくれませんし、
 「自分」の姿は、消えています。

 「存在」は、あれども、
 「身体」を無くした、「幽霊」状態と、
 なるのです。

 決して、R氏のことは、他人事では、
 ないのです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございます。