「地獄」の状況 (※心象風景)38

◎ 「地獄」の大都市、古代ローマ ⑨

※ 皇帝対、暴君ネロ

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☆☆【私(※一風)から】

 古代ローマ帝国には、暴君で有名なネロ帝が、
 いました。

 今回、話の中に、そのネロ帝が、出てきます。

 しかし、今、R氏の目の前にいる、皇帝は、
 ネロ以上なのでした。

‥‥‥‥今回のところを、読んでいきましょう。

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R氏:

 行列の中で、皇帝は、大威張りで、
 戦車に乗っていたが、

 その容貌は、罪悪の皺が、深く深く刻まれ、
 本来の目鼻立ちが、分からないほど、
 残忍性と、傲慢性の、権化であった。

 それでも、生前は、なかなかの好男子、
 だったのかも、しれない。

 そこで、吾が輩は、尋ねた。

 「いったい、彼は何者か?」

 「まさか、ローマ帝国のネロでは、ないだろうな?」

家来の男:

 「いいえ、旦那様」

 「私は、あのお方の名前は、忘れてしまいました」

 「しかし、ネロでないことだけは、覚えています」

 「ネロは、あのお方の、家来なのです」

 「あのお方に比べれば、ネロなど、
 まるで、弱虫です」

 「幾度も、皇帝に反旗を翻しましたが、
 その都度、叩きつぶされて、しまいます」

 「そして、捕まるごとに、皇帝から、
 惨たらしい刑罰を、受けます」

 「ネロいじめは、皇帝の娯楽の一つ、なのです」

‥‥‥‥今回は、ここまでと致します。

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 暴君ネロにして、皇帝には、敵わない、
 との、ことです。

 ネロは、ローマ帝国初期の皇帝です。

 ですから、2千年経っても、まだ「地獄」に、
 いる、と言うことです。

 「心境」が、変わらない限り、
 住む「境涯」も、変わらない、

 ことを、暗に示しています。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございます。