【霊界】探訪
【神様】の許可を得て、現実【地獄】に赴く。
【意念】を、【神様】に集中させる。
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【一風】 ここは、【この世】と変わらない、町に見える。ただ、天気は、曇り空で、曇よりしていることは、共通している。
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【一風】 こんにちは。ここは、何という町ですか?
【★住民A】 なに? あんた、町の名前も、知らないのかい。いい歳、してさ。
ここは、○○市だよ。不景気な、町だよ、ここは。全く。
いくら、始末したって、財布はいつも、キューキューだよ。困っちまうよ。
【一風】 何を、されてるんですか?
【★住民A】 見りゃ、わかるだろ。スーパーに、買い物に行くのさ。今から、タイムサービスだからね。半額商品を狙うんだよ。
あー、忙しい、忙しい。
【一風】 忙しいですか? 頑張っておられますね。
【★住民A】 ああ。忙しいったら、ありゃしないよ。
私が、しゃんとしないと、亭主は、グータラだしさ。男って、からっきし、ダメだね。遊ぶことには、熱心だけどね。 やってられないよ。
【一風】 毎日、ご苦労様です。
けれど、もう、食事を作る必要は、ないのではありませんか? もう、食べなくても、大丈夫だと、思うんですが。
【★住民A】 バカ言っちゃ、いけないよ。食べないと、死んでしまうよ。だから、買い物で、忙しいんじゃ、ないか。ほら、どいて、どいて。
【一風】 あなたは、まだ、食べているのですか?
【★住民A】 おかしな、ことを、言うもんだね。あんた、気は確かかい? 人間、食べることが、いちばん大事じゃ、ないか。おかしな、人だね。
【一風】 あなたは、もう、死んでいるので、買い物も、食事も、必要は、ないんですよ。
【★住民A】 おーい! この人、変だよ!
誰か、捕まえに、きてー! 変な人に、つきまとわれて、ストーカーだよ!
【一風】 いつもと、同じパターンだ。死んでいるのに、まだ、生きて生活をしている、気になっている。
この場から、とにかく、退散しないと。
人が、集まりだした。
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※ 別の場所に、行く。
【一風】 こんにちは。何を、されてるんですか?
【★住民B】 見りゃ、わかるだろ。アルバイトだよ。コンビニで、夜間にね。疲れるね。
【一風】 ご苦労様です。まだ、働かないと、ダメですか?
【★住民B】 私が、働かないと、生活が、できないんだよ。ローンとかの、支払いが、キツくてね。
【一風】 まだ、生活されているんですね。
【★住民B】 おかしな、人だね。人間は、生活しないと、生きていけないじゃないか。生活するために、稼ぐのさ。稼ぐ人が、いちばん偉いのさ。夫が、もうちょっと、稼いでくれたら、さ。
【一風】 もう、稼がなくても、いいんですよ。
【★住民B】 何を、バカなこと、言ってるんだい。私のおかげで、生活できてるんだよ。ちょっとは、感謝してほしいね。
【一風】 あなたは、【神様】を、拝んでますか?
【★住民B】 【神様】だって? 今は、そんなヒマはないよ。【神様】が、もし、いたら、もっと、稼がしてほしいよ。こんなに、苦労させられて、もし、【神様】がいたら、恨むね! 全く。
【一風】 【神様】は、おられますよ。
【★住民B】 あんた、新興宗教の、回し者だね。私は、そんなのに、ひっかからないよ。
【一風】 私は、新興宗教では、ありませんよ。
【★住民B】 【この世】では、生活できてる人が、いちばん偉いのさ。だから、女の方が、偉いのさ。
【神様】なんて、いないよ。そんなのに、お金使うのは、もったいない、よ。私は、そんなの、信じないね。
【一風】 あなたは、もう、死んでるから、もう、生活しなくて、いいんですよ。
【★住民B】 おーい! みんな!
この人、詐欺師だよ!
みんなを、たぶらかそうと、しに来てる!
警察を、呼んで!
【一風】 ああ、ここでも、ダメだ。
自分が、死んで、【霊界】に来ていることに、気づいていない。相変わらず、生活を、している。
気の毒な、人たち、だが、
「聴く」耳が、ないので、どうしようも、ない。
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【神様】 一風よ。
こうした、【地獄】では、
生前の、自分が、信じていた、考えを、
繰り返す、のだ。
飽きるまで、繰り返す、のだ。
そして、
自分の心に、ふと、疑問を生じ、
・これは、おかしいのでは、ないか?
・自分の信じていたことは、間違いではないか?
と、思うに、至ったとき、こそ、
はじめて、救いの、【天使】が、近づける、
のである。
そして、【地獄】を、自分から、
もう、ばかばかしいと、卒業、するのだ。
他人から、強制的には、【地獄】からは、
出られない。
あくまでも、自分で、ここは、【地獄】だと、
気づくこと、に、よってである、
【地獄】に、共通している、のは、
・頑固な、こと
・自分本位で、「聴く」耳が、ないこと
である。
【この世】で、「聴く」耳のある者に、
伝えなさい。
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※ ここでは、あえて、表現していないが、
各、【地獄】界には、それぞれに、
常駐されている、天使様が、おられる。
住人に、混じって、見守っておられる、
天使様や、
その町から、出て行く、時が、来ている
住人を、案内し、
町外れで、一時避難させる、小屋で、
待機されている、天使様、
が、おられるのである。
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天使様、でも、住人を、
説き伏せたり、説得して、
この、町から、連れ出したりは、
なせれない、のである。
まして、
私(※一風)などが、
ちょっと、立ち寄った、町で、
住人を、説得など、できよう、はずは、
ないのである。
ただ、ただ、
【地獄】界の、町の、現状を、
【地上界】の、「聴く耳」のある、人に、
伝えるのが、
私(※一風)の、任務、なのでした。
それが、これ(※【地獄】界探訪)を、
計画されてた、【神様】の、
ご叡慮、なのだと、思っております。
【神様】、ありがとうございます。