【霊界】探訪
【地獄】界と、【天界】との、境界線に、赴く。

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【地獄】界と、【天界】との、間には、
明確に、境目が、あります。

境界線というか、境界面というか、
明確に、色分け、されて、おり、
両者は、交わることは、ないようです。

そこには、訳があるのでしょう。
そこには、やはり、
そこを、守備されている、天使様がおられ、
そこに、私(※一風)が、訪問させて、いただく、
といった、予定である、とのこと、です。

この、境界線には、
深い谷が、両者を、隔てており、
その、間には、アーチ状の架け橋が、
かかっている、場所も、あるそう、ですが、

私(※一風)が、訪問する、場所は、
そこでは、なく、
谷間の上部、
つまり、切り立った崖の、断崖上部、
という、ことです。

おそらく、その、断崖上部で、
谷の底から、這い上がって来る、
【地獄】を、卒業、する、【魂】を、
見させて、いただくことに、なるのだ、
と、思われます。

【地上界】の、読者の皆様の、代表である、
との、自覚で、参らせて、いただきます。

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それでは、【神様】に、【意念】を、集中させ、
【神様】の、手引きにより、
その、場所に、お導き、いただきます。

【神様】、よろしくお願い、いたします。

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崖っぷちの、縁に、来ました。
そこから、直ぐは、深い深い、谷です。
谷底を、見ても、真っ暗で、見えません。
と言うか、崖っぷちの縁、の、直ぐ先から、
真っ暗闇、なのです。
そこから、落ちたら、
一巻の終わり、という、感じです。

この、崖っぷちから、こちら側は、
ゴロタ石ばかりの、
荒野が、続くのですが、
もう、そこは、薄明るく、空気も、
【地獄】界とは、明らかに、異なり、
遠い、先には、山脈と黄昏(たそがれ)時の、ような、
景色に、続いて、います。

【一風】 こんにちは。
 私は、【地上界】から、参りました、
 一風と、申します。

【天使A】 こんにちは。
 ようこそ、ここ、【希望の丘】へ。
 また、は、【希望の大地】とも、呼ばれます。
 
 あなたの、ここへの、訪問は、
 上位の天使様より、うかがって、おりました。

 何なりと、お聴きください。
 また、ここ【希望の丘】での、様子を、
 ご覧なさって、ください。

【一風】 はい。ありがとうございます。
 ここで、見聞きできることは、
 きっと、【地上界】の、「聴く」耳のある、
 方々に、とり、参考に、なることと、
 確信して、こうやって、参りました。

 よろしくお願い、いたします。

 さっそくですが、ここは、どんな、場所なのですか?

【天使A】 ここは、【地獄】との、境目の、
 【天界】側に、属します。

 見たとおり、殺風景な、場所ですが、
 ここからが、【天界】です。
 【天界】の、いちばん、下側の、場所、
 と、言えるでしょう。

 下側、と言う、言い方は、
 偏った、ものの見方、では、ありますが、
 こう、言った方が、あなた方に、伝わりやすい、
 という、ことです。

 私たちは、決して、
 下側、
 などと、思っては、おりません。
 念のため、申しあげました。

【一風】 ありがとうございます。
 ご配慮、かたじけなく、【感謝】申しあげます。

 ご説明、お続け願います。

【天使A】 【希望の丘】には、
 【地獄】界からの、架け橋が、架かった、
 場所も、あるのですが、
 ここは、架け橋は、ありません。

 【地獄】界から、卒業、してくる、【魂】は、
 直接、崖を、よじ登って、来るのです。

 それは、苦しい、苦しい、
 【地獄】界、卒業、にあたっての、
 最後の、「試練」と、言えます。

 ですが、その【魂】に、とっては、
 ここ(※【地獄】)を、抜けるんだ、
 と言う、固い決意が、あるから、
 この、崖を、よじ登れる、のです。

【一風】 そうなのですね。
 その、様子を、見学させて、いただけますか?

【天使A】 どうぞ、ご覧なさって、ください。
 私たちは、ここで、這い上がってくる【魂】を、
 すくい上げて、落ち着かせる、
 のが、第一の、任務です。

 こんな、仕事が、できることに、
 大きな「喜び」と、「誇り」を、
 感じております。

【天使B】(※交代して)
 あっ、一人、上がって来ます!

【天使A】 予定通りです。援助しましょう。

【一風】 あっ! 手が見えます!
 (※暗闇の中から、手だけが、ニューっと出てきました)

【天使A】 そら、しっかり、手をつかめ!

【天使B】 手を、離すな! 熱くても、離すな!

【魂】 ああ! 熱い! 手が熱い!

【天使A】 もう、少し、頑張って!

【魂】 ゼイゼイ‥‥。ああ、やっと、登れた!
 ああ、引き上げてくれて、ありがとうございます。

 ああ、まぶしい! 目が焼けるようだ!

【天使B】 よく、頑張りました。
 「あなた」には、まだ、ここは、
 まぶしいでしょうから、この、タオルで、
 目隠し、していなさい。

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【リポート】 上がって来た、【魂】は、
 もう、ボロボロの、姿で、
 服も、あちこち、敗れ、
 手足も、血だらけ、です。

 顔も、汗と汚れで、真っ黒、です。

 しかし、そんなこと、ものともせず、
 天使様たちは、この【魂】の、
 お世話を、するのでした。

 顔を、拭いてあげたり、
 もう大丈夫、だ、
 などと、言って、落ち着かせたり‥‥

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【一風】 この、崖を、あなたは、よじ登って、
 こられたのですね? 
 どのくらい、の、高さ(※深さ)でしたか?

【魂】 ああ、とても、高かった。
 1000メートルは、よじ登ったと、思う。
 それも、切り立った、壁のような、崖だった。
 でも、
 その、所々に、鎖や、ロープが、
 かかっていて、それを、使って、
 登るんだ。

 ああ、落ちなくて、良かった!

 もう、あんな、(※【地獄】の)町には、
 戻りたく、なかったし、

 この崖の下まで、案内してくれた、天使様が、
 「ここを、一心に登れば、もう明るい世界、だよ」
 と、励まして、くれたから。

 そして、崖の上まで、来ると、
 こうして、また、ここの天使様に、
 引っ張り上げて、もらえた。

 ありがとうございます!
 ありがとうございます!

【天使C】(※交代)
 あなたは、よく、やりました!

 あなたの、決意が、ここまで、来させた、
 のです。

 さあ、ここからは、【天界】です。
 ここからの、向上は、
 あなた、次第です!

【天使B】 そうです!
 ここで、しばらく、休んで、
 目が、ここの、明るさに、慣れたら、
 その、タオルも、取りましょう。

 あの、向こうに、見える、山脈を、
 越えた、ところに、
 学校が、ありますから、
 そこへ、あなたは、行くのです。

【魂】 はい!
 わかりました! 学校が、あるのですね!

 ああ、また、一から、勉強しなおしだ!

【一風】 本当に、おめでとうございます。
 さあ、いよいよ、これからですね。

【魂】 私は、悟りました。
 あのような、【地獄】の町に、いたのも、
 元々、それが、私の性分に、合っていた、からです。
 誰が、悪いのでも、ありません。
 私の、身から出た錆、だったのです。

 それを、これまでは、
 世間のせいだとか、誰かのせいにして、
 自己反省、しなかった、のです。

 自分の、利益のこと、ばかりを、考え、
 他人の、ことには、
 かまって、いなかった、のです。

 だから、あんな、【地獄】の町で、
 いることに、なったのです。

 これからは、誰か、困った人の、ために、
 生きる、決心が、つきました。
 天使様にも、励まして、いただきました。

【一風】 それは、素晴らしい、ことです。
 ここで、十分、体力・気力を、回復させ、
 あの、山脈を、越えてください。

【魂】 はい。
 ところで、あなたは、天使様とも、違うお姿を、
 されていますが、
 どういう、お方でしょうか?

【一風】 私は、一風と、言いまして、
 【地上界】から、ここに、見学に、
 来させていただいた、者です。

【魂】 それは、素晴らしい。
 【地上界】の、人たちに、お伝え願います。

 ・地上で、人のために、生きてください。
 
 ・人を悲しませるような、生き方は、
  報いとして、私のような、ことに、
  なることを、知ってください。

 ・死後の、世界が、あることを、
  知ってください。

 と。

【一風】 わかりました。必ず、伝えます。

【天使A】 一風さん。いかがでしたか?
 【霊界】には、このような、場所が、
 あるのです。

 ここへ、よじ登ってくる、【魂】と、
 出会うたび、逆に、
 私たちは、勇気を、もらえる、のです。

【一風】 そうだと、思います。
 感動的な、場面を、見させて、いただきました。

【天使A】 【魂】は、向上するために、
 あるのです。
 そのために、媒体として、「身体」が、
 与えられます。

 「身体」を、得られると、
 「身体」が、喜ぶこと、に、
 意識が、行きがち、に、なるのです。

 すると、過ちが、生じ、
 【地獄】に、行くことになったり、
 苦しい、思いを、味わうことに、なるのです。

 自分が、「身体」でなく、
 【魂】である、ことを、自覚することです。

 今回、【地獄】より、這い上がって来た、
 あの、【魂】も、
 これから、【霊界】の学校に、再入学し、
 このことを、思い出す、のです。

【一風】 はい。
 天使様の、お言葉、胸に刻みます。

 ここでの、見聞できたことは、
 確かに、【地上界】の、人々に、
 お伝え、いたします。

【天使C】 あなたの、ご活躍、私たちからも、
 祈念、いたします。

 お互いに、健闘を祈ります。

【一風】 はい。ありがとうございました。

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※教訓として

【地獄】と【天界】の、境界面は、
非常に、クッキリしており、

なぜ、そうなのか、と、自問自答しました。

私(※一風)なりの、回答は、

・自分が、【魂】であり、
 他人の、ために、生きられるか、
 自分本位で、生きるのか、

が、この、大きな差を、生んでいる、

と、答えたいと、思います。

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【神様】に、今回、の、訪問できたことに、
心より、お礼、申しあげます。