【この世】探訪・【不成仏霊】が居残っている

※ 事故物件のマンションの、実態は‥‥

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※ 世の中には、事故物件という、不動産があります。つまり、訳ありマンションなど、です。
 賃貸マンションなどで、前に住んでいた人が、何らかの、事故や事件で、そこで、不慮の【死】を、した物件です。
 
 その、物件は、しばらくは、周辺の物件より、かなり安く、値段が、設定されている、ようです。しかし、それも、ほとぼりが、冷めるまでで、一定期間が過ぎると、元の金額に、いつの間にか、戻されている、ようです。

 それは、あくまでも、経済的な、話です。

 では、霊的な、実際のところは、どうなので、しょうか?

 今回、は、その実態を、見学して、教訓を、得なさい、という任務で、あります。

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 今回は、ある事故物件(※過去に、刺殺事件があった、マンション)を、見学してみます。
 その、物件を、安い、ということで、客が、部屋を見に来ている、という、場面で、あります。
 私(※一風)は、その場面に、【魂】として、同席する、ことに、なります。

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 それでは、【神様】に、【意念】を、集中させます。
 【神様】、よろしく、お導きください。
 
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 来ました。都市部の、駅前にある、高級賃貸マンションです。値段は、周辺に比べ、格安となっているようです。

【不動産業者】 お客様、いかがでしょうか?
 過去、ちょっと、した、事故が起きた、訳あり物件なのですが、完璧に、リフォーム済みです。
 専門の、人を、呼び、念のため、お祓いも、してあります。
 もはや、住むにあたり、の何の問題も、ありません。

 駅近の、マンションで、絶対、お買い得です。
 こんな、価格で、まず、ありませんよ!

 しかも、新築並みの、リフォーム済み!

【客A】 あら、いい感じね。とても、きれいだわ。
 駅近で、こんな、価格で、考えられない。
 どう、あなた。

【客B】(※【客A】の夫)
 お前が、気に入ったのなら、僕は、ここで、いいよ!

【不動産業者】 絶対、お買い得です。
 早く、決めないと、すぐに、他に、買われちゃいますよ。こんな、いい物件!

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【一風】 私(※一風)は、【魂】のみの幽霊状態で、この場に、同席していたのですが、

 風呂場を、覗くと、いました、【不成仏霊】が!

 どうやら、この【不成仏霊】は、女性で、ここで、刃物で、腹部を刺され、亡くなったもようです。
 お腹を、押さえ、今なお、うずくまって、唸っているのが、見えます。

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【不成仏霊】 また、何か、声が聞こえる。
 このごろ、私の、マンションに、勝手に、入って来る人がいて、もう、本当に、頭にくる。
 警察を、呼ぶわよ!

 (※この、【不成仏霊】当人は、自分が、刺され死んでいることの、自覚がない。まだ、生きて、ここで、生活している、つもりなのである)
 
 (※【不動産業者】は、専門家にお祓いを、してもらっていると、言っていたが、本当にしたのか、どうかも、怪しい。お祓いの、効き目は、無かったようである)

【不動産業者】 お客様、いかがでしょうか?
 お気に入り、ましたか?

【客A】 ええ。あなた、ここに、決める?

【客B】 ああ、いいよ、それで。

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【一風】 ここで、突然、【不成仏霊】が、【客A】に、のしかかってきたのが、見えた。
 
 【不成仏霊】は、怒っている、ようである。
 【不成仏霊】からは、自分の家の中に、知らない他人が、やってきて、なにやら、勝手に、荒らしている、ように、見えているようで、ある。

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【客A】 ああ! 重い!
 何か、のしかかって、来たようよ!
 
 ああ、気分、悪い!
 胸が、悪い!

【客B】 おい、大丈夫か!

【客A】 なんか、急に!
 ここ、何か、いるみたい!
 気配を、感じるの!

【客B】 そんな、バカな。何もいないよ。

【客A】 いやー! 何か、聴こえる!
 「出ていけー!」って、聴こえる。
 気持ち、悪いー!

【客B】 (【不動産業者】に向かって)
 すいませんが、今日は、ここまでに、します。
 いったん、帰らせて、ください。

【不動産業者】 わかりました。
 ごゆっくり、お考えください。

【客A】 早く、帰りましょ!
 ここ、雰囲気、悪いー!

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※ 【客A】【客B】が、帰った後

【不動産業者】 やっぱり、ダメか!
 いくら、リフォーム済みでも、いつも、これだ!

 やっぱり、ここには、何か、【霊】が、いるのかなあ。やっぱり、ちゃんと、お祓いしないと、いけないのかなあ。

 まあ、売れれば、いいんだ!
 あとは、知らないよ!

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【一風】 まあ、不誠実な、【不動産業者】である。
 お祓いも、やはり、できてない、ようである。

【天使A】 一風さん、こんにちは。

【一風】 天使様、こんにちは。
 よろしく、お願いします。

【天使A】 この【不成仏霊】は、
 今なお、ここで、生きて、生活している、
 つもり、なんですよ。

 風呂場で、お腹を、ナイフで、刺されて、
 死亡したのですが、
 それに、気づけず、【霊】の状態で、ありながら、
 普通通り、生きている、つもり、なのです。

 だから、誰か、部屋に、やってくると、
 怒る、わけです。
 勝手に、家に、不法侵入、されたと、
 思っているのです。

【一風】 なるほど。そうなんですね。

 この、【不成仏霊】は、どうなりますか?

【天使A】 まだ、当分は、このまま、でしょう。
 
 私(※【天使A】)が、無理やり、
 この、【不成仏霊】を、
 【霊界】に、連れ出す、ことは、
 できないのです。

【一風】 本人の、自覚次第、なのですね。

【天使A】 困った、ことですが、
 仕方ありません。

 自らで、気づくしか、道は、ないのです。

 生きているうちに、死後のことを、
 少しでも、知っておく、ことが、できたなら、
 もっと、成仏は、早く、できるのですが。

 あまりに、現実的に、現金に、生きすぎた、
 結果、なのです。

 つらいことですが、自分で、
 目覚めないと、この【不成仏霊】にとっての、
 学習に、ならないのです。

【一風】 そうなんですね。
 今後、ここに、誰か住めば、
 【憑依】が、あるでしょうね。

【天使A】 おそらく、そうなるで、しょう。
 残念ながら‥‥。

 如何ともし難い、のです。
 その点、お許し、願います。

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※ 今回は、ここまで、と、なりました。

 このような、【不成仏霊】が、
 【この世】に、居残ってしまうことで、
 さまざまな、問題が、生じます。

 ですが、現実主義の、人たちからは、
 目に見えない、世界の、ことは、
 問題と、されません。

 しかし、今回の探訪の、通りなのです。

 今回は、この程度で、済みましたが、
 もし、ここへ、引っ越してくると、したら、
 どうなるかは、
 容易に、想像できる、ことでしょう。

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 それでは、今回の、探訪から、得られた、
 教訓を、申しあげます。

 ◎ 事故物件には、【不成仏霊】が、
  居残っている、可能性が、ある

 ◎ もし、そこへ、引っ越してきた、場合、
  霊障が、起こる、可能性が、大である

 ◎ 【真理】に、無知な、場合、
  現代人の、誰もが、【不成仏霊】となる、
  可能性が、ある

 ◎ 【不成仏霊】が、成仏するのは、
  本人の、気づきに、待つしか、ない
 (※ 強引に、気づかせることは、できない)

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 まことに、暗い、内容と、なりましたが、
 真実なので、致し方、ありません。

 現代人の皆様は、事の重大性に、気づいて、
 いただきたく、存じます。

 それでは、今回の、探訪を、終わります。

 【神様】に、【意念】を、集中させ、
 現実世界に、帰していただきます。

 【神様】に、感謝、いたします。
 ありがとうございました。