小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」08

◎ 三浦へ嫁ぎましたのは、ちょうど二十歳の春で、
 山桜が真っ盛りの時分で、ございました

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
☆☆【私(※一風)から】

 さらに、小桜姫は、身元を明らかにするべく、
 あえて、【この世】での生活のことを、
 述べます。

 二十歳の春に、三浦に嫁いだ、
 と、あります。

 この続きとして、

 ◎ それから、荒井城内での十幾年の、
  武家生活‥‥、
  随分楽しかった思い出の種子も、
  ないではございませぬが、
  何を申しても、その頃は、
  殺伐な空気のみなぎった、戦国時代‥‥

 と、あります。

 小桜姫の実家は、大江氏ということで、
 文官の家柄としての、生活でした。
 それが、武家御家人の、三浦氏への、
 輿入れです。
 生活も、一変したことが、うかがわれます。

 前回で、述べられていた、乗馬も、
 三浦氏が、武家なればこその生活、
 だと、言えましょう。

 この結婚生活も、十幾年で、
 荒井城、落城の憂き目に遭い、
 小桜姫は一人、三浦氏一族の菩提を弔う、
 寂しい生活に、陥ることと、
 なるわけです。
 
 そして、小桜姫は若くして、
 亡くなり、【霊界】へ旅立つことと、
 なるのでした。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。