小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」51

◎ 「龍宮」にて‥‥

※ 玉依姫からの、言葉かけ

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☆☆【私(※一風)から】

 今回から、いよいよ「龍宮」での、
 乙姫様からの、言葉を、
 紹介して、参ります。

 「龍宮」への道のりや、
 門から御殿への、庭の素晴らしさ、
 なども、語られていますが、
 そこは、略させて、頂きます。

 お知りになりたいお方は、
 原典の『小桜姫物語』を、直接、
 お読みください。

 それは、それで、素晴らしい表現が、
 なされて、いますので‥‥

 それでは、乙姫様(※妹である玉依姫)からの、
 言葉は、どんなであったか、
 読んでいきましょう。

◎ 玉依姫:
 
 あなたが「龍宮」へお出でになることは、
 かねてから、お便りがありましたので、
 こちらでも、それを楽しみに、
 たいへんお待ちして、いました。

◎ 今日は私が代わって、お逢いしますが、
 この次は、姉君様(※「豊玉姫」)が、
 是非お目にかかる、との仰せで、ございます。

◎ 何事も、全てお心易く、
 一切の遠慮を棄てて、
 訊くべきことは、訊き、
 語るべきことは、語ってもらいます。

◎ あなた方が、地の世界(※【この世】)に降り、
 いろいろと、現界(※【この世】)の苦労を、
 されるのも、
 つまりは、深き神界のお仕組みで、
 それが、私たちにも、またとない良い学問と、
 なるのです。

◎ 聞けば、どうやら、あなた(※小桜姫)の、
 現世の生活も、なかなか楽なものでは、
 なかったようで‥‥。

◎ 小桜姫:

  いかにも、しんみりと、
 溢れるばかりの、同情を以て、何くれと、
 話しかけて、くださいますので、‥‥

 今回は、ここまでと、致します。

 乙姫様からは、人間の【この世】での生活も、
 お見通し、だということ、です。

 しかも、私たちの【この世】での生活が、
 よい学問と、なっている、との、
 言葉で、あります。

 つまり、私たちは、【この世】にあっても、
 常に、神様に見守られている、
 と、いうこと、なのです。

 さて、乙姫様には、姉の「豊玉姫」と、
 妹の「玉依姫」の、二柱の神様が、
 おられます。

 今回は、まず、妹である「玉依姫」が、
 出てこられた、ということです。

 いずれ姉君の「豊玉姫」も、
 登場となると、思われます。

 今回は、ここまでと、致します。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。