小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」68

◎ 天狗の生い立ちとは?

※ 神様の思し召しで‥‥。

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☆☆【私(※一風)から】

 今回、いよいよ、天狗について、
 根本的な事が、語られることに、
 なります。

 それは、人間の生い立ちと、
 似たようなことが、あるとも、
 想像されます。

 まずは、読んでいきましょう。

◎ 小桜姫:
 
 天狗の姿も、不思議でございますが、
 その生い立ちは、一層不思議で、ございます。

◎ 天狗には、別に両親というものがなく、
 人間が、地上に発生した、
 遠い遠い、原始時代に、
 こういうものも、必要であろうという、
 神様の思し召しで、言わば、
 一種の副産物として、生まれたもの、
 だと、申すことで、ございます。

◎ 天狗の頭目も、
 「自分たちは、人間になり切れなかった【魂】で、
 ござる‥‥。」
 と、あっさり告白して、おりました。
 私は、それを聴いた時に、
 何やら、天狗さんに対して、
 気の毒に、感じられたので、ございます。

◎ 兎にも角にも、こんな手続きで生まれた、
 ので、ございますから、
 天狗というのは、全部中性‥‥、
 つまり、男性でも、また女性でも、
 ないので、ございます。

◎ これでは、天狗の気持ちが、
 容易に、人間に飲み込めないはずで、
 ございます。

◎ 人間の世界は、
 主従、親子、夫婦、兄弟、姉妹等の、
 複雑な関係で、色とりどりの綾模様を、
 織りだしておりますが、
 天狗の世界は、それに引き換えて、
 どんなにも、一本調子、
 また、どんなにも、殺風景なことで、
 ございましょう。

 
 今回は、ここまでと、致します。

 さらに、説明は続くのですが、
 それは、次回に、譲りたいと思います。

 天狗は、人間と似ていますが、
 別個の【魂】だと、言うことです。

 なぜ、一本気なのかも、
 性別がなく、親子も、ないことから、
 想像が、つきます。

 しかし、人間には、天狗も必要だと、
 言うことで、わざわざ、神様が、
 創造された、と、あります。

 ここは、大切な点だと、思われます。

 私には、天狗の【魂】とも、
 うまく、付き合っていかなければ、
 ならない、ということ、でしょう。

 さらに、説明は続くのですが、
 それは、次回と、致します。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。