小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」67

◎ 天狗について、詳細を報告すること

※ まず、天狗の姿から、申しあげましょう。

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☆☆【私(※一風)から】

 【霊界】には、いろいろな世界がありますが、
 その一つとして、「天狗界」が、
 あるわけです。

 こういう世界があるからには、
 【この世】への影響が、少なからずある、
 ということを、意味します。

 言い換えれば、
 【この世】には、天狗の影響を受けている人が、
 少なからず、いる、
 ということを、意味します。

 今回は、天狗について、
 その詳細を、小桜姫が報告しているので、
 読んでいきましょう。

◎ 小桜姫:
 
 ともかく、私があの時、天狗の頭目に就いて、
 問いただしたところに、基づき、
 ざっと、そのお話しを、致してみることに、
 しましょう。

◎ まず、天狗の姿から、申しあげましょう。
 前にも述べた通り、天狗は時と場合で、
 人間、その他いろいろなものの姿に、
 上手に化けます。

◎ かく申す私なども、最初は、
 うっかり、その手に乗せられましたもので‥‥。
 しかし、近頃では、もうそんな下手な真似は、
 致しません。

◎ 天狗が、どんな立派な姿に化けていても、
 すぐその正体を看破して、しまいます。

◎ だいたいに於いて、申しますと、
 天狗の正体は、人間よりは、少し大きく、
 そして、人間よりは、むしろ獣に似ており、
 普通全身が、毛だらけで、ございます。
 天狗の中の、ごくごく上等のもの、のみが、
 人間に近い姿を、しております、ようで‥‥。

◎ ただし、これは、姿のある天狗に就いて、
 申したので、ございます。
 天狗の中には、姿を持たないものも、
 ございます。

◎ それは、青味がかった、丸い【魂】で、
 直径は、三寸くらいで、ございましょうか。
 現に、私どもが、「天狗界」の修行場におった、
 時にも、三つ四つ、樹の枝にひっついて、
 光っておりました。

◎ 「あれはもう、すっかり修行が積んで、
 姿を棄てた、天狗たちでござる‥‥。」
 と、天狗の頭目は、私に説明して、
 くれました。

 今回は、以上です。

 天狗の外見や、大きさ、について、
 このように小桜姫は、私たちのために、
 詳細に、報告しています。

 ありがたいことです。

 次回は、さらに、このような天狗が、
 なぜ生まれたのか、
 天狗の【霊界】での、位置などが、
 語られますので、
 ご期待ください。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。