小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」91

◎ きれいな草地で‥‥。

※ ここは「妖精」の見物には、
  あつらえ向きの場所じゃ‥‥。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
☆☆【私(※一風)から】

 私たちは、植物を育てるとき、
 愛情をもって、水をやったり、
 肥料を仕込んだり、添え木をしたり、
 と、世話をします。

 これの専門となる「存在」が、
 「妖精」だと、
 言えると、考えます。

 「妖精」は、植物を守って、
 成長させている、力なのです。

 その真の姿を、【龍神】さんは、
 小桜姫に、見せようと、している訳です。

 それでは、「妖精」の世界を、
 見ていきましょう。

◎ 小桜姫:
 ‥‥広い広い野原に出て、しまいました。
 見れば、そこら中が、きれいな草地で、
 そして、格好の良い、さまざまの樹草‥‥、
 松、梅、竹、その他が、あちこちに、
 点綴(※てんせつ)しているの、でした。

◎ 指導役のお爺さん:
 ここは、「妖精」の見物には、
 あつらえ向きの、場所じゃ。
 たいていの種類が、揃っている、
 であろう。
 よく気をつけて、見るがよい。

◎ 小桜姫:
 そう注意されているうちに、
 もう私の眼には、
 蝶々のような羽根をつけた、
 大きさは、やっと二三寸から、三四寸位の、
 可愛いらしい、小人の群れが、
 ちらちらと、映ってきたの、でした。

 まあ、なんという、不思議な世界が、
 あれば、あったものでございましょう!
 と、私は、我を忘れて、
 夢中になって、叫びました。

 お爺さま、あそこに見ゆる十五、六歳位の、
 少女は、なんと品の良い様子を、
 していることで、ございましょう。

 衣装も、白、
 羽根も、白、
 そして、白い紐で、額に鉢巻きを、
 しております‥‥。
 あれは、何の「精」で、ございますか?

◎ 指導役のお爺さん:
 あれは、梅の「精」じゃ。
 若木の梅であるから、その「精」も、
 やはり、少女の姿を、している‥‥。

 今回は、ここまでと、いたします。

 大きさ、二三寸の蝶々のような、
 羽根のついた、少女の姿の「妖精」が、
 出てきました。

 地上の私たちには、滅多に見ることは、
 かないませんが、この可愛いらしい、「妖精」を、
 【霊界】の、小桜姫には、
 見えたわけです。

 私たちには、見えずとも、
 植物の脇には、このように、
 その植物を守護している、「妖精」が、
 いる、わけです。
 
 次回は、さらに、「妖精」のことを、
 詳しく、小桜姫が、報告してきます。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。