小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」90

◎ 妖精の世界とは?

※ 植物を生かしている「精」

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
☆☆【私(※一風)から】

 指導役の【龍神】さんは、
 次に、「妖精」の世界へと、
 小桜姫を、案内します。

 小桜姫に、新たな世界を見せる、
 ということは、とりもなおさず、
 小桜姫が通信している、私たち人間界にも、
 ぜひ知ってほしい、
 ということを、意味します。

 生きている、ということは、
 その物体に、【魂】がこもっている、
 ということ、です。

 私たち人間が、【魂】によって、
 生かされているように、
 植物も、【魂】によって、
 生かされている、のです。

 植物の場合、この【魂】のことを、
 「精」と、呼びます。

 それでは、その部分の、通信を、
 読んでいきましょう。

◎ 指導役の【龍神】さん:

 研究のために、そち(※小桜姫)に、
 見せてやらねばならぬ、不思議な世界が、
 まだ残っている。

 人間は、草や木を、ただ草や木とのみ、
 考えるから、
 やたらに、花をむしったり、枝を折ったり、
 甚だしく、心なき真似をするのであるが、
 実を言うと、草にも木にも、皆「精」‥‥
 つまり、【魂】があるのじゃ。

 「精」があればこそ、あんなにも生を楽しみ、
 あんなにも、美しい姿を造りて、
 限りなく、子孫を伝えて行くのじゃ。

 今日は、そち(※小桜姫)を、
 右の「妖精」たちに、引き合わせてやるから、
 なるべく無邪気な気持ちで、
 彼らに、逢ってもらいたい。

 「妖精」というものは、
 姿も可愛いらしく、心も若く、
 少しく、こちらで、敵意でも示すと、
 皆怖がって、いずことも知れず、
 姿を消してしまう。

 人間界で、「妖精」の姿を見る者が、
 たいてい無邪気な小児に、限るのも、
 そのせいじゃ。

 今日の見物は、「天狗界」や、
 【龍神】界の、大かがりな探検とは、
 よほど、勝手が違うぞ‥‥。

 今回は、ここまでと、いたします。

 この【龍神】さんの言われたことを、
 御熟読、願います。

 植物に対する、見方が、変わることと、
 存じます。

 植物も、いたずらに傷めては、ならない、
 ということ、です。

 植物を生かしめているのが、「精」であるので、
 植物を育てるには、この「精」に働きかけねば、
 ならない、ということです。

 植物の栽培の名人、といわれる方が、
 おられますが、
 この理を、知っておられる、のでしょう。

 この「精」に、語りかけながら、
 植物を、育てている、のでしょう。

 皆様も、ぜひそうなされて、ほしいと、
 願います。

 具体的な、「妖精」の世界については、
 次回より、ご紹介いたします。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。