小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」199

◎ 『新樹の通信』に著された、小桜姫 ③

※ 新樹との、初めての会話

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☆☆【私(※一風)から】

 【霊界】で、小桜姫と新樹さんが、
 初対面しました。

 その折、どんな会話がなされたのか?
 そこに、小桜姫の人となりが、
 顕れるのでは、と、
 思います。

 そこ部分を、読んでいきましょう。

◎ 新樹:

 僕は、「守護霊」(※小桜姫)さんに、
 向き合って、座りましたが、
 さて、何を話したらよいやら、
 
 何しろ、先方は、昔の人で、
 僕、キマリが悪くなって、
 しまったのです。

 でも、仕方ないから、
 僕の方から、切り出しました。

 時々、霊視法、その他いろいろの事を、
 教えて頂いて、ありがとう、
 存じました‥‥。

 「守護霊」さんは、案外さばけた方で、
 これを、きっかけに、
 僕たちの間に、たいへん親しい対話が、
 交換されました。

 しかも、対話と言っても、
 「幽界」では、心に思うことが、
 すぐに、お互いに、通ずるのですから、
 その速力は、ばかに速いのです。

 対話の内容は、だいたい次のような、
 ものです‥‥。

◎ 小桜姫:

 いつも、あなたの事は、
 別に名前を呼ばなくても、
 心に思えば、すぐに逢えるので、
 一度も、名前を呼んだことが、
 なかった、のですが、

 今日は、はっきり、聞かせて下さい。

 何と言う、お名前です?

◎ 新樹:

 僕、新樹という、者です。

◎ 小桜姫:

 そうですか。
 シンジュと、言うのですか。

 たいへんに、あっさりした、
 良い名前です‥‥。

 私とあなたとは、
 随分、時代が違いますから、
 私の申す事が、よくあなたに判るかどうか、
 しれませんが、
 まあ、一度、私の話を、
 聞いてみて、下さい‥‥。

 あなたは、そんな立派な男子に、
 なったばかりで、
 若くて、亡くなってしまわれて、
 たいへんに、お気の毒です。

 あなたのお母様も、
 しょっちゅう、あなたの事を、
 思い出して、
 嘆いてばかり、おられます‥‥。

 しかし、これも、定まった命数で、
 何とも、致し方ありません。

 近頃は、あなたのお母さんも、
 また、あなたも、
 だいぶん、諦めがついたようで、
 何より、結構だと、思っています‥‥。

 今回は、以上です。

 【霊界】では、思ったことが、
 そのまま、相手に伝わる、こと、

 また、
 【この世】での、命の限りは、
 定まっている、こと、

 が、この会話から、読み取れます。

 私たちは、再度、このことを、
 特に、定まった命数が、ある、
 ということを、腹に入れねば、
 なりません。

 非人情な言い方と、なりますが、
 人間には寿命が、あり、
 その時が来れば、死ぬのです。

 それに、対して、
 私たちは、【霊界】のことをよく知り、
 真の意味で、故人の冥福を祈り、
 諦めるべきは、諦めめねば、
 ならない、訳です。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。