「地獄」の状況 (※心象風景)32

◎ 「地獄」の大都市、古代ローマ ③

※ 家来を従えた、R氏

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☆☆【私(※一風)から】

 「人間」の考えることは、
 そう簡単に、変わるものでは、
 ありません。

 例えば、私(※一風)が、

 「これこれは、‥‥こうですよ‥‥」

 と、「人生相談」で説いた、としても、
 その場では、判ってくれても、
 しばらくすると、また、
 元通り、となるのが、普通なのです。

 「人間」の「信念」と言うモノは、
 それほど、頑強なモノなのです。

 それが、どういう時に、変わるのか?

 と、言いますと、

 ※ よほど、痛い目をした時に

 ※ 天地がひっくり返るほどの、衝撃を受けた時に

 では、ないかと、確信しています。

 我が身を振り返っても、そうでした。

 私の「信念」が、劇的に変わったのは、
 
 ※ 実際に、【神】を見たこと

 ※ 実際に、【神】と会話したこと
 
 だったのです。

 さて、話を、R氏に、戻しますが、
 R氏の「信念」は、
 
 ※ 他人を負かすこと

 ※ 「弱肉強食」こそ、真理

 であった、と考えます。

 ですから、今、「地獄」に堕ちましたが、
 その考えは、全く変わっていません。

 R氏も、どこかで、こっぴどく痛い目に合うまで、
 
 ※ 「己」の考えは、間違っていた

 とは、ならないのです。

‥‥‥‥では、今回のところを、読んでいきましょう。

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R氏:

 吾が輩は、ふと思いついた。

 「今まで俺は、人から攻撃ばかり、
 されているが、今度は、アベコベに逆襲して、
 家来を従え、道案内でも、させてやるか」

 「どうせ俺は、嫌でもここで、住まねば、
 ならないのだから‥‥」

 と。

 そこで、吾が輩は、いきなり、
 一人の男に、飛びかかった。

 相手は、ビックリ仰天。
 悲鳴をあげて、逃げ出したが、
 吾が輩は、例の奥の手を、出した!

 どうしても、後戻りするよう、
 「念力」を込めた、のだ。
 
 相手は、それに抵抗したものの、
 力及ばず、ズリズリと、次第に、
 こちらへ、引き寄せられてきた。
 
 そして、いよいよ手元に寄せると、
 そいつの頭を、地面に擦り付けさせ、
 さんざん、懲らしめた後、
 
 「起きて、道案内しろ!」

 と、厳命した。

 男は、愚痴を漏らしながらも、
 吾が輩の命令のままに、
 道案内を、始めたのだった。

‥‥‥‥今回は、ここまでと致します。

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 お読みいただいて、お分かりのように、

 R氏は、「地獄」に堕ちても、
 全く、考えは、変わっては、いません。

 「力」の強い者が、勝つのだ、
 
 と言う「信念」です。

 それで、とうとう、一人の男を、
 家来に、してしまいました。

 これが、その後、どういうことを招くのか?

 は、だいたい想像のつくところ、です。

 では、また、次回と、致します。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございます。