「地獄」の状況 (※心象風景)55

◎ 皇帝との対決 ⑩

※ 皇帝主催の、大饗宴

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☆☆【私(※一風)から】

 皇帝とR氏との、腹の探り合いは、
 R氏が、隣地のダントン征伐に向かう、
 と言うことで、
 一応の、決着を、みました。

 皇帝は、漁夫の利を得られる、見通しが立ち、
 大いに、喜びます。

 そして、皇帝主催の、大饗宴が、
 開かれることに、なりました。

 それが、どんなものか?

 「地獄」では、食事のシーンが、
 あるのですが、

 「天界」では、そう言った報告が、
 ほとんどありません。

 【霊界】に帰還し、
 【魂】の状態になれば、もはや、
 食事や、睡眠の、必要は、ないのですが、

 「地獄」のレベルでは、
 食事の真似事は、あるのです。

‥‥‥‥今回のところを、読んでいきましょう。

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R氏:

 皇帝は、直ちに、大饗宴を催し、
 部下の、主だった者たちを、
 これに、招いたが、

 吾が輩が、その正賓だったことは、
 言うまでもない。

 やがて、ご馳走が運び込まれたが、
 それらは、実に、贅沢で、
 山海の珍味が、うず高く、盛り上げられていた。

 しかし、
 それらを、いよいよ食べる段になると、
 空っぽの、影だけである。

 食欲は、燃えるように、そそられながら、
 実際は、少しも腹に入らない。

 「地獄」のご馳走ほど、
 皮肉極まるものは、ない。

 しかし、
 哀れなる、来賓たちは、
 皇帝ご下賜の、ご下賜、と言うことで、
 さぞ、満足している、かのような、
 風を装って、ナイフや、フォークを、
 動かさねば、ならない。

 実に、滑稽である。

 さすがに、皇帝だけは、
 苦々しい微笑を浮かべて、
 ただ、黙って控えている。

 吾が輩も、こんな茶番の仲間入り、
 だけは、御免こうむり、
 他の奴らの、やることの見物に、
 とどめた。

 ご馳走だけでなく、
 「地獄」の仕事は、
 みな、空虚な真似事、ばかりである。

 饗宴中には、音楽隊がしきりに、
 楽器を、演奏していたが、
 調子は、ちっとも合っては、いない。

 ギイギイ、ピイピイと、
 その騒々しさと言ったら、なかった。

 しかし、
 聴衆は、さも、それに感心したような、
 風を装ってみせねば、ならないのだった。

‥‥‥‥今回は、ここまでと致します。

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 「地獄」の食事や、音楽について、
 報告されました。

 「地獄」では、「死後」も、「欲望」だけが、
 抜けていない、のです。

 だから、もはや必要のない、食事も、
 あるのです。

 食事と言いながら、食事はできず、
 ご馳走の影を、口にする、のみです。

 ご馳走は、口にした瞬間、消える、
 のです。

 そして、ますます、食欲は燃え上がる、
 のです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございます。