【『小桜姫物語』から学ぶ真理「11」】

◎ 竜宮界の、豊玉姫と、玉依姫

※ その共通点と、相違点

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【引用文】

小桜姫:

 この、両方(※豊玉姫と、玉依姫のこと)は、
 竜宮界きっての、花形で、あらせられ、
 お顔も、ご気性も、どこやら、
 共通のところが、あるので、ございますが、
 
 しかし、引き続いて、
 幾代かに、わたりて、
 ご分霊を、出しておられる中には、
 ご性質の相違が、次第次第に、強まっていき、
 末の人間界の方では、
 豊玉姫系と、
 玉依姫系との、
 区別が、かなりはっきりつくように、なって、
 おります。

 概して、豊玉姫の系統を引いたものは、
 あまり、はしゃいだところがなく、
 どちらかと言えば、しとやかで、
 引っ込み思案で、ございます。

 これに反して、
 
 玉依姫系統の方は、いたって、陽気で、
 進んで、人の中にも、出かけてまいります。

 ただ、人並みすぐれて、情義深いことは、
 ご両方に、共通の、美点で、
 はやり、姉妹の血筋は、争われないように、
 見受けられます。

 つづく

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『小桜姫物語』より、引用抜粋

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。