『新樹の通信』から学ぶ、【真理】‥‥「54」

◎ 帰幽後の、一仏教信者 ③

  頑固者への、神様からの配慮

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☆☆【私(※一風)から】

 頑固ということは、それは、
 執着でも、あります。

 それに、こだわっている。
 
 それでなければ、ならないと、
 思い込んでいる。

 それが、頑固であり、執着で、
 ありましょう。

 それが、宗教での、偏狭となった場合、
 どう、「死後」、その人は、扱われる、
 のでしょうか?

 その典型例として、Kさんが、
 取り上げられている、のです。

 私たちは、その点を、心して、
 熟読しなければ、ならないでしょう。

 宗教を、正しく取り入れた、のではなく、
 宗教を、誤って、鵜のみにした、結果、
 であろうと、考えます。

 それでは、読んでいきましょう。

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『新樹の通信』より

浅野和三郎:

 ○○信者は、なかなか、堅いからなあ。
 
 先入観というものは、容易に、とれる、
 ものでは、ない。

新樹霊:

 なかなか、とれない、ものらしいです。

 とにかく、何と言われても、
 Kさんが、頑張って、聴かないもの、
 ですから、

 神さんの方でも、とうとう本人の、
 希望通りで、

 ◎ 仏教式の、修行をさせた

 そうです。

 そこが、有り難いところだと、思いますね。

 ◎ 神様は、決して、その人の信仰に、
   逆らわないで、導いてくださる

 のですね。

 僕なんか、気が短くて、
 くだらないことを、信じている人を、
 見つけると、
 すぐ、訂正してやりたく、なりますが、

 結局、それでは、ダメらしいのです。

 ◎ 間違った人には、そのまま間違わしておいて、
   いよいよ鼻を打った時に、初めて、
   本当のことを、説明してやる

 ◎ どうも、これでなければ、
   人を、導くことは、できない

 ようですね。

 Kという人も、やはりその手で、薫陶された、
 らしく、

 ◎ やがて、一人の坊さんの姿をした者が、
   指導者となり

 一生懸命に、○○を唱えながら、
 ○○聖人を目標として、

 ◎ 精神統一

 を図るように、仕向けられた、と、
 言います。

 そして、その間には、
 日頃、お説教で、聴かされたような、
 随分、恐ろしい目にも、逢わされ、
 亡者のウヨウヨしている、暗い所を、
 引っ張り回されたり、
 生ぬるい風の吹く、不気味な砂漠を、
 通らされたり、
 また、メラメラ燃える火焔の中を、
 くぐらされたり、
 
 その時の、話しは、
 とても、口では、述べられるものではない、
 と、言っていました。

 とにかく、これには、さすがの、
 K老人も、往生し、

 ◎ ハテナ? 

 と、少し考えた、そうです。

 自分は、決して、それほどの悪人では、
 ないはずだが、
 どういう訳で、こんな恐ろしい目にばかり、
 逢わされるの、かしら?

 事によると、これは、
 心の迷いから、自分自身で造り上げた、
 幻覚に、苦しめられている、のでは、
 あるまいか?

 なんぼ、なんでも、
 あんまり、変だ‥‥。

浅野和三郎:

 なかなか、うまいところに、気がついたものだ。

 近頃、マイヤースの通信を見ると、
 帰幽直後の、人たちは、
 たいてい、

 ◎ 夢幻界

 に住んでいると、いうのだ。

 つまり、それらの人たちは、
 
 ◎ 生前、頭に染み込んでいる、
   先入観念に、捕らえられ、
   その結果、
   自分の幻想で、築き上げた、一つの夢幻境、
   仏教信者ならば、
   うつらうつら、として、
   蓮の台(※うてな)などに、
   乗っかかっている

 というのだ。

 そんなのは、一種の自己陶酔で、
 まだ、始末の良い方だが、
 困ったことに、どの既成宗教にも、
 地獄式の、悪い暗示が、ある。

 Kさんなども、つまり、それで、
 苦しめられた、訳だろう。

新樹霊:

 そうらしいですね。

 とにかく、Kさんが、
 変だと、気がつくと、

 ◎ その瞬間に、これまでの、恐ろしい光景は、
   拭うがごとく、消え

 そして、

 ◎ 法衣を着た、坊さんの姿が、
   カラリと、白装束の神さんの姿に、
   急変した

 と言います。

 Kさんは、つくづく、こう、
 述懐して、いました。

 つづく

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☆☆【私(※一風)から】

 いいところで、中断して、恐縮ですが、
 ここから、
 Kさんの、述懐(※反省)が、語られます。

 それは、私たちにも、大いに、
 参考となる、ことです。

 これは、少し長くなりますので、
 次回に、譲ります。

 それにしても、
 指導役の、龍神さんは、
 坊さんに、化けたり、
 その人の、思う通りに、させたり、
 たいへんだと、思います。

 有り難いこと、で、あります。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。