小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」98

◎ 一年生の草花の「妖精」は?

※ いずれも皆、子どもの姿を‥‥。

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☆☆【私(※一風)から】

 さて、松竹梅の次は、一年生の草花は、
 いったいどうなのか?
 と、疑問はふくらみます。

 小桜姫は、それら一年生の草花について、
 も、観察します。

 それを、読んでいきましょう。

◎ 小桜姫:
 それから、菫(※すみれ)、蒲公英(※たんぽぽ)、
 桔梗(※ききょう)、女郎花(※おみなえし)、
 菊、‥‥、
 一年生の草花の「精」は、
 いずれも、皆、子どもの姿をしたもの、ばかり、

 なりは、小柄で、眼のさめるような、
 色模様の衣装をつけて、おりました。

 それらが、大きな群れを作って、
 大空狭しと、乱れ飛ぶところは、
 とても、地上では見られぬ、光景で、
 ございます。

 その中で、どれが一番きれいかと、
 仰るか?

 さあ、草花の「精」の中では、
 やはり、菊の「精」が、一番、品が良く、
 一番、幅をきかしているようで、
 ございました‥‥。

 以上です。

 それぞれ、草花の一本、一本に、
 「妖精」が、ついている、
 のです。

 そして、一年で終わる、草花ですから、
 子どもの「妖精」、である、
 わけです。

 草花が、生い茂っているところは、
 その「妖精」たちも、乱舞している、
 ことを、小桜姫は、私たちに、
 教えてくれて、います。

 まるで、蝶や蜂が、乱舞するように‥‥。

 さて、次回は、
 銀杏(※いちょう)の「精」が、
 出てまいります。

 あの、鎌倉の八幡宮の大銀杏が、
 出てくる、のです。

 お楽しみに‥‥。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。