ことわざに学ぶ「人生」:その241

◎ 赤鬼

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☆☆【私(※一風)から】

 鬼についてを、続けます。

 あと、二色あります。
 豆まきで、おなじみの、
 赤鬼と、青鬼、です。

 今回は、赤鬼について、申しあげます。

 赤鬼は、「貪欲(とんよく)」を、
 表しています。

 渇望・欲望、全ての悪心の象徴で、
 それが、形となったのが、
 赤鬼なのです。

 最も、知られた鬼の、一つでしょう。

 人間は、煩悩の塊、だと、
 申せましょう。

 ですから、人間の「心」には、
 このような、鬼を、誰しも、
 飼っている、ような、ものなのです。

 それを、認め、知った上で、
 うまく付き合っていくしか、
 ないのです。

 煩悩の中でも、一番一般的なものが、
 この、

 ◎ 貪欲(※どんよく、とんよく)

 でしょう。

 欲張りの、「心」です。

 一つでよいところを、
 二つ、三つ、と、
 際限なく、欲しくなるのです。

 身体は、一つなのに、
 沢山の、服、
 沢山の、靴、
 沢山の、腕時計、
 沢山の、宝石、
 沢山の、お金、
 と、
 欲しいものが、際限なく、
 増えていきます。

 そして、そのどれもが、
 「死後」、【魂】となった、あなたには、
 不要であるにも、
 関わらず、に、です。

 まさに、煩悩。

 この、赤鬼。
 誰の、「心」にも、あるのだと、
 認めることから、スタートです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。