ことわざに学ぶ「人生」:その266

◎ 諸行無常

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☆☆【私(※一風)から】

 『平家物語』の、冒頭に、

 ・ 祇園精舎の鐘の声、
   諸行無常の響きあり

 と、出て来ます。

 【この世】の全ての物事は、
 移ろい行く。

 一つとして、常なるものは、
 ない。

 栄えるものも、いつか、
 朽ち果てるのだ。

 生まれてては、いつか、
 死んでゆく、定めなのだ。

 と、説かれています。

 その通りで、【この世】に、
 永遠に変わらないもの、は、
 ありません。

 私たちの、身体自体が、
 毎日毎日、新陳代謝している、ように、
 新しく、変化して、いるのです。

 そうすれば、
 常なるものは、ないのか?

 と、疑問が湧きます。

 常なるものは、あるのです。

 それは、【この世】では、ありません。

 それは、【霊界】です。

 【霊界】は、完璧な世界で、
 永遠の、命と輝きに、満ちています。

 それは、いつまでも、変わりません。

 花は、いつでも、咲き誇っており、
 枯れません。

 【魂】も、全て、若々しく、
 活動的で、永遠の、命です。

 その永遠性を、実感するためには、
 不完全な世界を、体験する、必要が、
 あった、わけです。

 【霊界】で、ゴルフをすれば、
 全て、ホールインワンです。
 しかし、それでは、ホールインワンの、
 値打ちが、わからない、のです。

 【この世】では、
 ホールインワンは、奇跡です。
 ものすごいことです。
 そこで、改めて、【霊界】の偉大さを、
 知るわけです。

 諸行無常も、永遠の偉大さを、知るための、
 【この世】の、仕組み、
 だと、知れば、よいでしょう。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。