小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」22

◎ 指導役の神様から、最初に聴かされたこととは?

※ この岩屋は、神界において、そなたの‥‥

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☆☆【私(※一風)から】

 いよいよ、この『小桜姫物語』も、
 【この世】の人々への、伝えるべき、
 本筋へと、入っていきます。

 指導役の神様から、どのようなことを、
 小桜姫は、聴かされたので、しょうか?

 それを、読んでいきましょう。

◎ そなた(※小桜姫のこと)は、今、
 岩屋の中にいることに、気づいて、
 いろいろ思い惑っている、らしいが、
 この岩屋は、神界において、
 そなたの為に、特にこしらえてくだされた、
 有り難い道場である。

◎ だから、当分ここでみっちり修行を積み、
 早く上の境涯へ進む、工夫をせねば、
 ならぬ。

◎ もちろん、ここは墓場ではない。
 墓は、現界のもので、
 こちらの世界(※【霊界】)に、
 墓はない‥‥

◎ 現在、そなたの目には、この岩屋が、
 薄暗く感ずるであろうが、
 これは、修行が積むにつれて、
 自然に、明るくなる。

◎ 「幽界」(※【霊界】の一世界のこと)
 では、暗いも、明るいも、すべて、
 その人の、器量次第。
 心の明るい者は、どこにいても明るく、
 心の暗い者は、どこへいっても暗い‥‥

◎ 先刻そなたは、三途の川や、
 閻魔様のことを考えていたらしいが、
 あれは、仏者の方便である。
 嘘でもないが、また事実でもない。
 あのようなものを見せるのは、
 いと容易いが、ただ我が国の神の道として、
 一切の方便は、使わぬことにしてある‥‥

 いかがだったで、しょうか?

 たいへん重要な【真理】が、
 説かれていることに、お気づきでしょうか?

 全て何事も、心が反映する、ことを、
 説いています。

 これは、【霊界】だけでなく、
 【この世】も、同じです。

 心の明るい者は、どこにいても明るく、
 心の暗い者は、どこへいっても暗い、

 とは、至言です。

 小桜姫の場合、死の直後は、
 敵討ちのことを、強く思っていたため、
 それが、心の暗さとして、反映し、
 それに、相応して、
 薄暗い岩屋にいた、のだと、
 解釈できる、でしょう。

 私たちも、このことは、心すべきです。

 何事も、心です。

 心を明るくもって、「人生」を送ることが、
 何より、重要であると、
 示唆しています。

 次回は、この続きを紹介します。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。