小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」21

◎ 小桜姫の【霊界】での、最初の居場所は?

※ 一つの大きな洞穴の内部‥‥

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☆☆【私(※一風)から】

 あなたは、【霊界】では、
 どんな居場所に行く(※逝く)ことになるか、
 知ってますか?

 答えを言いますと、
 居場所=境涯、といって、
 心の有り様に、相応しい場所に、
 落ち着くことに、なるのです。

 生前、生きていた心境に、相応しい場所、
 の、【霊界】に行く、
 訳です。

 それを、知っているなら、
 「人生」で、馬鹿なことは、思わなく、
 なるはずです。

 お金のこと、損得ばかりを、
 気にかける、心の人、だったなら、
 おそらく、お金地獄、に、
 気がついたら、いることでしょう。

 そこが、その人に、相応しいから、
 です。

 生前は、お金第一主義だったのに、
 いきなり、清らかな明るい、「天界」に、
 行くはずは、ありません。
 なぜなら、
 そんな場所に行っても、
 その人は、まぶしすぎて、そこに住む人たちと、
 馬が合わない、からです。

 お金地獄で、周りもお金第一主義の人だらけ、
 の世界のほうが、その人には、お似合いで、
 そこでも、お金の損得合戦ができて、
 その人は、生き生き(※?)と、活躍できる、
 からです。

 話が、脱線しました。
 すみません。

 さて、小桜姫は、その点で、
 どうだった、のでしょうか?
 読んでみましょう。

◎ 私(※小桜姫)は今、こうして、
 たった一人ぼっちで、寝ているが、
 いったい、ここはどんな所、かしら?

◎ 私が死んだものとすれば、
 ここはやはり、冥途とやらに、
 相違ないであろうが、
 しかし、私は、三途の川らしいものを、
 渡った覚えはない‥‥
 閻魔様らしいものにも、逢った様子もない‥‥
 何が何やら、さっぱり腑に落ちない。
 もう少し、明かりが射してくれると、
 良いのだが‥‥

◎ 私は、少し頭をもたげて、
 覚束ない目つきをして、あちこち見渡した、
 ので、ございます。

◎ すると、自分の置かれている所が、
 一つの大きな洞穴、ーー岩屋の内部である、
 ことに、気づきました。
 私は、少なからず、びっくりしました。

◎ 私は、途方にくれ、
 泣くにも泣かれないような気持ちで、
 ひしと、枕にかじり付くより、
 ほかに術もないの、でした。

 以上で、あります。

 いかがだったで、しょうか?

 小桜姫の心境を反映した場所が、
 岩屋の洞穴の内部、だった、ということです。

 あなただったら、どんな場所に、
 なるでしょう?
 それは、あなたの心境に、相応しい場所だと、
 覚悟しておく、ことです。
 敢えて、厳しいことを、申しあげましたが、
 これが、【真理】なのです。

 さて、小桜姫は、ここで、
 今後、どうなるのか?

 少しネタばらしを、しておきます。
 小桜姫は、今後修行していくなかで、
 心境がどんどん、高く澄んでいきます。
 それにつれて、居場所もそのつど、
 その心境に相応しい場所へと、変わって、
 いくのです。
 
 きっと、あなたも、そうなるのです。

 ですから、この『小桜姫物語』を、
 自分事として、お読みいただければ、と、
 思います。

 それでは、次回に、ご期待ください。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。