小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」97

◎ 松の「精」、竹の「精」

※ 男松、女松は‥‥。

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☆☆【私(※一風)から】

 小桜姫の観察は、続きます。
 梅の「精」に引き続いて、今度は、
 松の「精」の観察に、なります。

 早速、読んでいきましょう。

◎ 小桜姫:
 梅の「精」の次に、私が目を留めたのは、
 松の「精」で、
 男松は、男の姿、
 女松は、女の姿、
 どちらも、中年者で、ございました。

 梅の「精」よりか、遥かに威厳があり、
 どこやら、どっしりと、
 きかぬ気性を、備えているようで、
 ございました。

 しかし、その大きさは、やはり、
 五寸ばかり、
 蒼味がかった、茶色っぽい、唐服を着て、
 そして、きれいな羽根を生やして、
 いるのでした。

 松や梅の「精」に比べると、
 竹の「精」は、ずっと痩せぎすで、
 何やら、少し貧相らしく、見えましたが、
 しかし、性質は、これが一番おとなしいようで、
 ございました。

 で、もし松竹梅と、三つ並べて見たら、
 強いのと、弱いとの両極端が、松と竹で、
 梅は、その中間に位して、いるようで、
 ございます。

 今回は、以上です。

 木によって、それを守護する「妖精」も、
 大きく異なる、ようです。

 しかし、大きさは、いずれも五寸位、
 ということは、覚えておいて、
 よろしいかと、思います。

 私(※一風)の趣味は、
 サボテンの愛培ですが、
 サボテンの「精」は、きっとトゲでできた、
 鎧を着た、「妖精」の姿ではないかと、
 考えて、います。

 次回は、菫や、たんぽぽ、桔梗など、
 花の「妖精」の観察に、移ります。

 さて、どんなのでしょうか?
 興味が、わいてきますね。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。