【神様】

 【この世】で、真面目に、堅実に生活されている、「あなた」は、立派だ。

 自分の生き方こそ、誰にも後ろ指、指されることのない「人生」と、確信されていること、だと、思う。

 堅実、真面目、の、先に、【幸せ】が、あるべきと、信じて‥‥。

 敢えて言おう。
 堅実、真面目、と、【幸せ】は、筋違いのこと。
 堅実、真面目、に、すがったところで、お門違い。
 堅実、真面目に、していた、人、にも、【不幸】は降りかかる。あまりにも、理不尽な、形で。
 あんな、真面目な人、が、なぜ、あんな事故に?
 あんな、堅実な人、が、なぜ、あんな病気に?
 
 堅実派の「あなた」にとっては、いたたまれない、思いに、なることだろう。 そして、

 【この世】に、【神様】はいるのか、と‥‥。

 さらに、「あなた」の常識の範疇(はんちゅう)から、抜け出ている人、については、どう、思っているか?

 多分、「あなた」からは、「理解不能」で、相手にしては、いけない、と、距離を置くこと、だろう。

 見えない世界のこと、など、に、騙されてはいけない。偽宗教に、違いない。大事なお金、財産を、召し上げられて、悲惨なことに、なるんだ。正気、で、いよう。   と、考えている、ことだろう。

 そう、「あなた」の言うことにも、一理ある。
 【この世】では、偽物が、横行しているからだ。偽物に、引っかかり、痛い目を、何度もしたあげくの、学習なのだろう。

 しかし、さらに、深く、思慮、していただきたい。

 世の中に、偽物がある、ということは、
 世の中に、本物がある、からではないか、  と。

 そうなのだ。本物が、あるのだ。
 だから、その百倍、偽物も、あるのだ。

 堅実な生き方は、結構なことだが、いずれ、その「堅実」の殻を、打ち破る日が、来なくては、ならない。【勇気】をもって、打ち破る日が‥‥。

 これこそ、【真理】だ、と、気づく日の到来、

 その時、「あなた」は、心から「フツフツ」と、湧き上がるものを、覚えるはずだ。

 【真理】を、知りたい。
 【真理】を、知らずには、もう、おられない。
 求めていたものに、やっと巡り会えた。
 それは、真面目・不真面目、堅実・不堅実、とは、関係ない、ものだった。

 そう思える日が、「あなた」にも、きっと来る。
 それが、「あなた」の真の【誕生日】となるのだ。