小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」50

◎ 「龍宮」を前にして、おじい様より頂いた助言とは?

※ 全て神界の掟として、‥‥

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☆☆【私(※一風)から】

 指導役のおじい様に連れられて、
 ようやく「龍宮」の入り口に、
 小桜姫は、達しました。

 そこからは、小桜姫は、
 一人で、探訪しなければ、ならない、
 と、おじい様に、諭されます。

 ここで、おじい様は、
 重要な【真理】を、言われますので、
 その場面を、読んでいきましょう。

◎ 指導役のおじい様:
 
 さて、ワシの役目は、ここまでそちを、
 案内すれば、それで済んだので、
 これから先は、そち一人で行くのじゃ。

◎ あれ、あの入江のほとりから、
 少し左にそれた所に見ゆる、真平な街道、
 あれを、どこまでも辿って行けば、
 その突き当たりが、「龍宮」で、
 道を間違えるような心配は、少しもない‥‥。

◎ また「龍宮」に行ってからは、
 どなたにお目にかかるか、知れぬが、
 いずれにしても、ただ先方のお話を伺うだけでは、
 面白うない。
 
◎ 気の付いたこと、腑に落ちぬことは、
 少しの遠慮もなく、どしどしお訊ねしなければ、
 駄目で、あるぞ。
 
◎ 全て神界の掟として、
 こちらの求めるだけしか、教えられぬ、
 ものじゃ。

◎ で、何事も油断なく、
 よくよく心の眼を開けて、
 乙姫様から、愛想をつかされることの、ないよう、
 心掛けて、もらいたい‥‥。
 では、ワシはこれで、帰りますぞ‥‥。

◎ 小桜姫:

  そう言って、つと立ち上がったかと思うと、
 もうおじいさんの姿は、どこにも見えません、
 でした。

 以上です。

 大切な【真理】とは?

 そうです。

 「こちらの求めるだけしか、教えられぬ」

 です。

 イエス・キリストの仰った、

 「求めよ、さらば与えられん」

 と、同じです。

 こちらが、気が付いた分だけ、
 成長できる、ということ、
 でしょう。

 【真理】とは、自分で掴みにいかなければ、
 得られない、のです。

 黙って、待っていれば、くれる、
 ものでは、ないのです。
 
 これは、【この世】でも、同じです。

 「人生」では、求めることが、何よりも大切です。

 求めるためには、あなたから動くこと、です。

 さて、次回からは、いよいよ小桜姫は、
 乙姫様と、対面します。

 ご期待ください。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。