小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」55

◎ 【霊界】で、夫婦が再会したものの‥‥

※ 指導役の神様からの、説諭とは?

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☆☆【私(※一風)から】

 【霊界】とは、己が持つ心境に相応しい世界、
 だと、わかっています。

 ですから、その世界で逢える【魂】は、
 お互いに、持っている心境も、
 似ていることに、なります。

 それは、天界でも、通用すれば、
 地獄界でも、通用すると、
 言えます。

 もし、今、仮に、
 地獄界にあなたが、いるとするなら、
 残念ながら、それは、
 あなたの心境が、地獄界と、
 マッチしている、と、言えます。

 あなたの心境が、地獄界に相応しい、
 と、言えるのです。

 もし、そのような心境の人が、
 無理に、天界に居させられた、とすると、
 どうなるでしょう?

 心境が、そことマッチしていないため、
 天界にいることが、
 たいへな苦しみに、なるでしょう。

 心境が、マッチしている、地獄界のほうが、
 とても、落ち着ける、と、
 なるのです。

 前置きが、長くなりました。

 今回は、小桜姫夫婦の再会の場面ですが、
 心境に問題が、あったようです。

 そこのところを、指導役の神様の言葉から、
 学んでいきましょう。

◎ 指導役の神様:
 
 そちたちは、姿はあれど、
 しかしそれは、元の肉体とは、まるっきり、
 違ったものじゃ。
 強いて、手と手を触れてみたところで、
 何やらカサカサとした、ちょうど、
 張り子細工のような感じがする、ばかり。
 そこに、現世で味わったような、
 うまみも、面白みも、あったものでは、ない。

◎ 尚、そちは、先刻、
 良人の後について行って、
 昔ながらの、夫婦生活でも営みたいように、
 思ったであろうが、‥‥
 いや、隠しても、駄目じゃ、
 神の眼は、どんなことでも、見抜いているから、
 ‥‥、そんな考えは、早く捨てねば、
 ならぬ。

◎ 元々、二人の住むべき境涯が、違っている、
 のだから、無理にそうしたまねをしても、
 それは、ちょうど、鳥と魚とが、
 一緒に住まおうと、するようなもので、
 ただ、苦しみを増すばかり、じゃ。
 そちたちは、やはり、離れて住むに限る。

◎ が、ワシがこう申すのは、
 決して、夫婦間の、清い愛情までも、
 棄てよ、というのでは、ないから、
 その点は、取り違いをせぬように‥‥。

 
 以上です。

 よく、「死んでも、一緒に」などと、
 【この世】で、言われますが、
 はっきりと、断言できることが、
 あります。

 たとえ夫婦であろうと、
 その持っている心境が、同じならば、
 再会は、できるでしょうが、
 この指導役の神様が、仰るように、
 心境が、鳥と魚のごとく、ならば、
 一緒に住むことは、叶わない、
 のです。

 【霊界】とは、それほど、
 心境にあった世界が、五万と、
 あるのです。

 イエス・キリストが、最後の晩餐で、
 語った、

 「わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。
 もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。
 あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです」

 は、今回のテーマと、同じ事を、
 指しているのです。

 今回は、ここまでと、致します。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。